タマホームで500万円の家が可能！？ 間取りや坪単価、デメリットも解説

「タマホームで500万円の家」

というフレーズを聞いたことがある人もいるかもしれません。

しかし、2024年現在、タマホームで500万円の家を建てることは可能なのでしょうか？

答えは、残念ながら「NO」です。

ではなぜタマホームで500万円の家が建てられると言われるようになっているのでしょうか。

この記事では、その真相や、タマホームで家を建てる際に知っておくべき費用相場、賢く費用を抑える戦略などを徹底解説していきます。

さらに、タマホーム以外の選択肢として、ローコスト住宅メーカーや地域密着型の工務店など、500万円台での家づくりを目指すための具体的な方法もご紹介します。

ぜひ最後まで読んでみてくださいね！

本文に入る前に、これから家づくりを考えている人や、現在進行形でハウスメーカー選びを進めている人に、後悔しない家づくりのための最も重要な情報をお伝えします。

家づくりで一番大切なこと、それはなんだと思いますか？

おそらく間取りや予算と考える人もいるかもしれませんね。

ですが実は、家づくりで最も大切なこと、それは「気になっているハウスメーカーのカタログを全て取り寄せてしまうこと」なんです。

カタログを取り寄せずに住宅展示場に行き、営業マンの言葉巧みな営業トークに押されて契約を結んでしまうのは最悪なケースです。

しかしながら、住宅展示場で契約を決めてしまう人が本当に多いのも事実。

もう少し情報収集をしていれば理想の家をもっと安く建てられていたのに、場合によっては何百万単位の損をして後悔してしまうこともあります。

だからこそ、きちんとした情報収集をせずにハウスメーカーを選ぶのは絶対にやめてください。

そんなことにならないようにハウスメーカーのカタログを取り寄せて比較検討することが最も重要なんです。

そう思う人も少なくありません。

そもそもどのように情報収集をしたら良いのかわからないという人もいるでしょう。

そんなあなたにぜひ活用してほしいサービスが、「ハウスメーカーのカタログ一括請求サービス」や「プラン作成サービス」です！

これらのサービスを活用することで、だいぶ手間を省くことができます。

中でも、不動産業界大手が運営をしている下記の3サイトが特におすすめです。

①LIFULL HOME'S 東証プライム上場企業「LIFULL」が運営をしているカタログ一括請求サービスです。厳しい審査を通過した全国の優良住宅メーカーからカタログを取り寄せることが可能です。特にローコスト住宅に強いため、ローコスト住宅でマイホームを検討している人に非常におすすめです。 ②SUUMO 不動産のポータルサイトとしておそらく全国で最も知名度のあるSUUMOが運営しています。全国各地の工務店とのネットワークも豊富。住宅の専門家との相談をすることが可能で、住宅メーカー選びのみならず、家づくりの初歩的な質問から始めることが可能です。「何から始めたら良いのかわからない」と言う人はSUUMOに相談することがおすすめです。 ③家づくりのとびら 上場企業でもあるNTTデータが運営しているサービスです。大手ということもあり、信頼も厚いのが特徴です。全国各地の大手ハウスメーカーを中心にカタログを取り寄せることができます。また、理想の家づくりプランを作ってもらえるのも嬉しいポイントです。

上記の3サイトはどれも完全無料で利用できる上、日本を代表する大手企業が運営しているため、信頼して利用することができます。

また、厳しい審査基準で問題のある企業を事前に弾いているため、悪質な住宅メーカーに依頼してしまうというリスクを避けることも可能です。

正直言って、こちらの3サイトならどれを利用しても間違いはないでしょう。

また、どれを利用するか迷ったら、

• ローコストをメインで検討中：LIFULL HOME'S
• 工務店も視野に入れて検討中：SUUMO
• 大手ハウスメーカーをメインに検討中：家づくりのとびら

というふうに使い分けてみてくださいね。

もちろんどのサービスも無料なため、全て活用してみるのも一つの方法です。

後悔のない家づくりのため、1社でも多くの会社からカタログを取り寄せてみてくださいね！

【ローコスト住宅が中心】LIFULL HOME'Sの無料カタログを取り寄せる⇒

【工務店が中心】SUUMOの無料カタログを取り寄せる⇒

【ハウスメーカーが中心】家づくりのとびらの無料カタログを取り寄せる⇒

家づくりで後悔しないために、これらのサービスをうまく活用しながら、ぜひあなたの理想を叶えてくれる住宅メーカーを見つけてみてくださいね！

それでは本文に入っていきましょう！

タマホームで500万円の家は建てられる？

結論：2024年現在は不可能です！ 

かつてタマホームは「大安心の家5シリーズ」で500万円台～の住宅をキャンペーンで提供していましたが、現在は販売を終了しています。

なぜ500万円台は難しくなったのか

タマホームの「大安心の家5シリーズ」が販売終了に至った背景には、建築業界全体に影響を与えたコスト高騰が挙げられます。

特に、世界的な木材需要の増加や、為替変動による円安の影響を受けた「ウッドショック」が大きな原因として考えられるでしょう。

木材は住宅建築に欠かせない材料であるため、その価格上昇は、家づくり全体の価格に大きな影響を与えています。

「500万円の家」には含まれない費用も

「500万円の家」と聞いて、すぐにでも夢のマイホームが手に入るように感じるかもしれません。

しかし、注意が必要です。

広告などで目にする「500万円」という価格は、多くの場合、建物本体価格のみを指しており、土地代や付帯工事費、そして諸費用は含まれていません。

土地代は、地域や立地条件によって大きく異なり、都市部では高額になる傾向があります。

また、付帯工事費には、給排水工事や電気・ガス工事、外構工事などが含まれ、諸費用には登記費用や印紙代、火災保険料などがかかります。

これらの費用を合計すると、数百万円から一千万円を超える場合もあり、500万円を大幅に上回っていきます。

タマホーム「500万円の家」販売終了の背景

タマホームの「大安心の家5シリーズ」は、2016年頃に販売を終了しました。

低価格を実現し注文住宅を手の届きやすいものにしたこのシリーズは多くの人の支持を集めていましたが、時代の変化とともにその販売継続は難しくなっていきました。

建築資材価格の高騰・ウッドショックの影響

「大安心の家5シリーズ」販売終了の背景には、建築資材価格、特に木材価格の高騰が大きく影響しています。

2010年代後半から世界的に木材需要が高まり、輸出国による輸出制限や価格高騰が起きました。

追い打ちをかけるように、世界的なコンテナ不足や原油価格の高騰も重なり、輸送コストも増加。

これらの要因が重なり、住宅建築に欠かせない木材の安定供給は困難になり、価格高騰に繋がっていきました。

国土交通省の「建設工事費デフレーター」によると、2015年を100％とした場合、2021年には110％と、建設工事費は全体的に上昇傾向にあります。

これは、木材価格の高騰だけでなく、鉄鋼やセメントなど、他の建築資材の価格上昇も影響しています。

人材不足による人件費高騰

建築資材価格の高騰に加え、人件費の高騰も「大安心の家5シリーズ」の販売継続を困難にした要因の一つです。

少子高齢化が進む日本では、建設業界でも人手不足が深刻化しています。

特に家づくりには、長年の経験と高い技術を持つ大工や職人さんの力が必要不可欠です。

しかし、若者の建設業界離れが進み、熟練した職人さんの高齢化も進む中、必要な人材を確保することは年々難しくなっています。

人材不足は人件費の上昇に直結し、住宅価格全体を押し上げる要因となっています。

コストダウンの限界

タマホームは、低価格で高品質な住宅を提供するために、様々な企業努力を続けてきました。

例えば、中間業者を介さないことで仲介手数料を削減したり、住宅設備を大量仕入れすることでコストダウンを図ったりするなどです。

しかし、建築資材価格や人件費の高騰は、そのような企業努力だけでは吸収できないレベルにまで達してしまったようです。

【2024年最新】 タマホームで家を建てるのに必要な費用

タマホームで家を建てる場合、どの程度の費用がかかるのでしょうか？

かつては「500万円の家」が話題になったタマホームですが、2024年現在は販売されていません。

そこで、タマホームで家を建てる際に必要な費用について、最新の情報をまとめました。

低価格帯商品は1000万円台から： シフクノいえ・シフクノいえプレミア

タマホームで現在販売されている商品の中で、最も低価格帯なのが「シフクノいえ」と「シフクノいえプレミア」です。

• 「シフクノいえ」は、1,000万円台〜 の価格で、コンパクトな平屋を建てられるプランです。限られた予算でも、平屋暮らしを実現したいという方におすすめです。
• 「シフクノいえプレミア」は、1,100万円台〜 の価格で、平屋と2階建てのどちらにも対応しています。家族構成やライフスタイルに合わせて、間取りを選べるのが魅力です。

これらの商品は、屋外給排水工事費用、工事監理費用、下水道工事費用、地盤調査費用などがコミコミ価格に含まれているため、追加費用を最小限に抑えられます。

【注意点】価格には含まれない費用

上記の価格には、土地代や外構工事費、諸費用は含まれていません。

土地の費用は地域や広さによって大きく異なり、外構工事や諸費用も数十万円から数百万円かかる場合があります。

そのため、総費用を把握するためには、これらの費用も考慮する必要があることを覚えておきましょう。

予算計画は余裕を持つ

タマホームで家を建てる際には、上記を参考に、必要な費用をしっかりと把握し、余裕を持った予算計画を立てることが大切です。

住宅ローンを利用する場合は、返済計画も慎重に検討する必要があります。

【間取り】タマホームで費用を抑える6つの方法

タマホームで家を建てることを検討中の方の中には、「できるだけ費用を抑えたい」と考えている方も多いのではないでしょうか？

タマホームは、ローコスト住宅メーカーとして知られていますが、いくつかのポイントを押さえることで、さらに費用を抑えることが可能です。

1. 規格住宅を選ぶ

注文住宅は、間取りやデザインを自由に決められるというメリットがありますが、その分、費用は高くなりがちです。

費用を抑えたいのであれば、間取りや仕様がある程度決まっている規格住宅を選びましょう。

タマホームでは、様々なライフスタイルに対応した、魅力的な規格住宅プランを多数用意しています。

2. 設備のグレードを調整する

キッチンやバスルームなどの住宅設備は、グレードを上げるほど費用が高くなります。

最新設備は魅力的ですが、予算が限られている場合は、必要最低限の機能で十分な場合もあります。

標準仕様の内容をよく確認し、グレードを下げても問題ない設備は、思い切って価格を抑えましょう。

3. オプションを最小限にする

標準仕様でどこまでカバーできるかを事前に確認し、オプションの追加は最小限に抑えましょう。

オプション費用は積み重なると高額になるため、本当に必要なものだけを厳選することが大切です。

後からでも設置可能な設備もあるので、優先順位を付けて検討しましょう。

4. 間取りを工夫する

複雑な形状や凹凸が多い間取りは、建築コストが増加する要因となります。

水回りをまとめたり、シンプルなデザインにしたりするなど、間取りを工夫することで、建築費用を抑えられます。

タマホームの設計士に相談しながら、予算と希望に合った最適な間取りを見つけましょう。

5. キャンペーンを活用する

タマホームでは、時期に応じて、お得なキャンペーンを実施している場合があります。

例えば、期間限定で契約金が割引になったり、オプション品がプレゼントされたりするキャンペーンなどがあります。

こまめに公式サイトやチラシなどをチェックして、お得な情報を見逃さないようにしましょう。

6. コスト削減の工夫を知る

タマホームは、施工を自社支店の工務チームが直接管理することで中間業者にかかるコストを削減しています。

また、住宅設備を専門メーカーから大量購入することでコストダウンを実現しているのもポイントです。

このような企業努力によって、低価格を実現していることを知っておくことで、安心して家づくりを進めることができます。

これらのポイントを参考に、タマホームの担当者と相談しながら、予算に合わせた家づくりを進めていきましょう。

【タマホーム以外】500万円台で家を建てる選択肢

「どうしても500万円台で家を建てたい！」という場合、タマホーム以外にどのような選択肢があるのでしょうか？

結論から言うと、2024年現在、大手ハウスメーカーで500万円台から家を建てることは非常に困難です。

しかし諦める前に、いくつかの選択肢を検討してみましょう。

ローコスト住宅メーカー

タマホームを含め、ローコスト住宅メーカーと呼ばれる会社は、独自の工夫や企業努力によって、低価格で住宅を提供しています。

大手ハウスメーカーと比較して、広告費や人件費などを抑えている場合が多く、材料の大量仕入れによってコストダウンを図っているケースも多いです。

ローコスト住宅メーカーを選ぶ際には、価格だけでなく、住宅性能やアフターサービス、保証期間なども比較検討することが重要です。

信頼できる会社かどうかを見極めるために、住宅展示場を訪れたり、実際に家を建てた人の口コミを参考にしたりするのも有効です。

地域密着型の工務店

地域密着型の工務店は、広告費をかけず、地元での口コミや紹介を頼りに営業している場合があるため、大手ハウスメーカーやローコスト住宅メーカーと比較して価格を抑えられる可能性があります。

また地域の気候風土に精通しているため、その土地に適した家づくりを得意としている場合も多いです。

ただし、工務店によって技術力やサービスの質にばらつきがある点は注意が必要です。

信頼できる工務店を見つけるためには、実際に家を建てた人の話を聞いたり、地元の評判を参考にしたりするなど、情報収集が重要になります。

超ローコスト住宅

中には、500万円以下の価格帯で家を建てることができる「超ローコスト住宅」を提供する会社もあります。

しかし、極端に価格が安い場合は住宅性能や建材の質やアフターサービスなどが十分でない可能性もあるため、注意が必要です。

500万円台での家づくりは容易ではないことを認識する

500万円台で家を建てることは、容易ではありません。

土地探しや資金計画、住宅会社選びなど、しっかりと準備を進める必要があります。

安易に価格だけで判断せず、信頼できる会社を選び、長期的な視点に立った家づくりを目指しましょう。

【500万円台で家を建てる】メリット・デメリットと注意点

家づくりにかかる費用は、建物の規模や仕様、地域によって大きく異なります。

500万円台で家を建てることは、容易ではありませんが、低予算でマイホームを実現できるという大きなメリットがあります。

しかし、その一方で、注意すべき点もいくつかあります。

メリットとデメリット、注意点を理解した上で、後悔のない家づくりを目指しましょう。

メリット： 低価格を実現できる・シンプルな暮らし

500万円台で家を建てる最大のメリットは、なんと言ってもその価格の安さです。

他の価格帯と比べて初期費用を抑えられるため、住宅ローンの返済負担を軽減できる可能性があります。

また、限られた予算内で家を建てるということは、必然的に家の規模はコンパクトになります。

そのため自然と持ち物が減り、シンプルで無駄のない暮らしを実現しやすくなるというメリットもあります。

デメリット： 費用・品質・アフターサービス

500万円という価格は、多くの場合、建物本体価格のみを指し、土地代や付帯工事費、諸費用は含まれていません。

土地代は地域や広さによって大きく異なり、都市部では高額になる傾向があります。

また、付帯工事費には、給排水工事や電気・ガス工事、外構工事などが含まれ、諸費用には、登記費用や印紙代、火災保険料などがかかります。

これらの費用を合計すると、数百万円から一千万円を超える場合もあり、当初の予算を大幅に上回る可能性も考慮しなければなりません。

さらに設備に関して標準仕様では物足りない場合、オプションを追加すると予算をオーバーしてしまう可能性があります。

オプション費用は積み重なると高額になるため、事前にしっかりと予算計画を立てておく必要があ流でしょう。

ローコスト住宅の中には、価格を抑えるために、品質や住宅性能が犠牲になっている場合がありますが、近年では技術の進歩により、低価格でも高品質な住宅を提供するメーカーも増えています。

重要なのは、価格だけで判断せず、住宅性能や断熱性、耐震性なども考慮することです。

契約前に、アフターサービスの内容や保証期間などをしっかり確認しておきましょう。

【後悔しない家づくり】理想のマイホームを実現する方法

家づくりは、人生で最大級の買い物であり、多くの選択肢の中から、自分たちに最適なものを選んでいく必要があります。

そのため、後悔しないためには、事前の情報収集が非常に重要になります。

情報収集をしっかり行うことで、理想のマイホームに近づき、納得のいく家づくりを実現できるでしょう。

カタログ請求や情報サイトを活用

住宅展示場に行く前に、まずはカタログ請求や情報サイトを活用して、基本的な情報収集を行いましょう。

住宅メーカーのホームページやポータルサイトでは、間取り例や価格帯、施工事例などを見ることができます。

自分たちの希望する条件をある程度絞り込んでから情報収集を始めると、より効率的に情報収集を進めることができますよ。

一括請求サイトや無料相談サービスの活用

「タウンライフ家づくり」や「HOME4U」など、複数のハウスメーカーのカタログを一括請求できるサイトもあります。

これらのサイトを利用することで、多くの情報を効率的に集めることができます。

また、家づくりに関する無料相談サービスを利用するのも有効です。

専門家からアドバイスを受けることで、自分たちに最適な住宅会社やプランを見つけることができるでしょう。

住宅展示場

カタログや情報サイトである程度情報収集ができたら、実際に住宅展示場を訪れてみましょう。

実物の住宅を見ることで、間取りや広さ、デザインなどを具体的にイメージすることができます。

また、住宅展示場では、専門のスタッフに相談することもできます。疑問点や不安な点を解消し、より具体的なイメージを掴みましょう。

複数のハウスメーカーを比較検討

一つの会社に絞らず、複数のハウスメーカーを比較検討することも大切です。

それぞれのメーカーのメリット・デメリットを比較検討することで、より深く理解することができます。

また、複数の会社から見積もりを取ることで、価格交渉も有利に進められます。

口コミ情報や評判もチェック

インターネット上の口コミサイトやSNSなどで、住宅メーカーや工務店の評判を調べることも有効です。

実際に家を建てた人の生の声を聞くことで、サービスの質や会社の雰囲気などを知ることができます。

ただし、インターネット上の情報はあくまでも個人の感想であることを踏まえ、参考程度に留めておきましょう。

まとめ

かつて一世を風靡した「タマホームで500万円の家」ですが、残念ながら2024年現在は、この価格帯で家を建てることは不可能になってしまいました。

しかし、夢のマイホームを諦める必要はありません。

タマホームでは、現在も「シフクノいえ」や「シフクノいえプレミア」といった、1000万円台から建てられる低価格帯の商品を提供しています。

さらに、規格住宅を選んだり、設備のグレードを調整したりするなど、費用を抑えるための戦略も多数存在します。

家づくりは、人生における大きな決断です。

この記事を参考に、情報収集や資金計画をしっかりと行い、後悔のない家づくりを実現してくださいね。