「家は一生に一度の買い物」と言いますが、一歩間違えれば悪質なハウスメーカーによるトラブルに巻き込まれてしまうことも。
「契約を急かされたけど、今思えば怪しかった」
「あの時、もっとハウスメーカーのことを調べておけばよかった」
そんな後悔のしないために、この記事では、元ハウスメーカー営業マンが、「やめた方がいいハウスメーカーの特徴」 を具体的な失敗談を交えながら解説していきます。
さらに、 後悔しないためのハウスメーカー選びの7つの鉄則も紹介しますよ。
ぜひこの記事を最後まで読んで、後悔しない家づくりを目指してくださいね。
本文に入る前に、これから家づくりを考えている人や、現在進行形でハウスメーカー選びを進めている人に、後悔しない家づくりのための最も重要な情報をお伝えします。
家づくりで一番大切なこと、それはなんだと思いますか?
おそらく間取りや予算と考える人もいるかもしれませんね。
ですが実は、家づくりで最も大切なこと、それは「気になっているハウスメーカーのカタログを全て取り寄せてしまうこと」なんです。
カタログを取り寄せずに住宅展示場に行き、営業マンの言葉巧みな営業トークに押されて契約を結んでしまうのは最悪なケースです。
しかしながら、住宅展示場で契約を決めてしまう人が本当に多いのも事実。
もう少し情報収集をしていれば理想の家をもっと安く建てられていたのに、場合によっては何百万単位の損をして後悔してしまうこともあります。
だからこそ、きちんとした情報収集をせずにハウスメーカーを選ぶのは絶対にやめてください。
そんなことにならないようにハウスメーカーのカタログを取り寄せて比較検討することが最も重要なんです。
そうは言っても、気になるハウスメーカーはたくさんあるし、全てのカタログを取り寄せるなんて時間と労力がかかりすぎるよ・・・
そう思う人も少なくありません。
そもそもどのように情報収集をしたら良いのかわからないという人もいるでしょう。
そんなあなたにぜひ活用してほしいサービスが、「ハウスメーカーのカタログ一括請求サービス」や「プラン作成サービス」です!
これらのサービスを活用することで、だいぶ手間を省くことができます。
中でも、不動産業界大手が運営をしている下記の3サイトが特におすすめです。
東証プライム上場企業「LIFULL」が運営をしているカタログ一括請求サービスです。厳しい審査を通過した全国の優良住宅メーカーからカタログを取り寄せることが可能です。特にローコスト住宅に強いため、ローコスト住宅でマイホームを検討している人に非常におすすめです。 不動産のポータルサイトとしておそらく全国で最も知名度のあるSUUMOが運営しています。全国各地の工務店とのネットワークも豊富。住宅の専門家との相談をすることが可能で、住宅メーカー選びのみならず、家づくりの初歩的な質問から始めることが可能です。「何から始めたら良いのかわからない」と言う人はSUUMOに相談することがおすすめです。 上場企業でもあるNTTデータが運営しているサービスです。大手ということもあり、信頼も厚いのが特徴です。全国各地の大手ハウスメーカーを中心にカタログを取り寄せることができます。また、理想の家づくりプランを作ってもらえるのも嬉しいポイントです。 |
上記の3サイトはどれも完全無料で利用できる上、日本を代表する大手企業が運営しているため、信頼して利用することができます。
また、厳しい審査基準で問題のある企業を事前に弾いているため、悪質な住宅メーカーに依頼してしまうというリスクを避けることも可能です。
正直言って、こちらの3サイトならどれを利用しても間違いはないでしょう。
また、どれを利用するか迷ったら、
- ローコストをメインで検討中:LIFULL HOME'S
- 工務店も視野に入れて検討中:SUUMO
- 大手ハウスメーカーをメインに検討中:家づくりのとびら
というふうに使い分けてみてくださいね。
もちろんどのサービスも無料なため、全て活用してみるのも一つの方法です。
後悔のない家づくりのため、1社でも多くの会社からカタログを取り寄せてみてくださいね!
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家づくりで後悔しないために、これらのサービスをうまく活用しながら、ぜひあなたの理想を叶えてくれる住宅メーカーを見つけてみてくださいね!
それでは本文に入っていきましょう!
後悔の残る家づくりにしないために
後悔しないためには、情報が何よりも重要となってきます。
情報不足が後悔につながる
情報不足は、家づくりにおいて最も大きな落とし穴と言えるでしょう。
知識不足のまま家づくりを進めてしまうと、
- 自分に合わないハウスメーカーを選んでしまい、後悔する
- 悪質な業者に騙され、欠陥住宅を建てられてしまう
- 予算オーバーで、返済が苦しくなる
など、取り返しのつかない事態に陥る可能性もあります。
理想のマイホームを実現するために、まずは正しい知識を身につけるところから始めましょう。
【失敗談&実例】こんなハウスメーカーは危険信号!10選
それでは早速、危険なハウスメーカーの特徴を解説していきましょう。
①契約を急かすハウスメーカー
「今日中に契約すれば〇〇円値引き」「このキャンペーンは今月末まで」…住宅展示場やイベント会場では、このような魅力的な言葉で契約を急かしてくるハウスメーカーの営業マンが後を絶ちません。
しかし、本当に顧客のことを考えているなら、時間をかけて納得いくまで検討させてくれるはずです。
契約を急ぐ背景には、以下のような理由が考えられます。
- ノルマ達成のため: ハウスメーカーの営業マンには、厳しい販売ノルマが課せられていることがほとんどです。顧客の利益よりも、自分の成績を優先している可能性があります。
- 自転車操業状態: 資金繰りが苦しく、一刻も早く契約金が欲しいというケースも考えられます。場合によっては、契約後に工事が滞ったり、最悪の場合、倒産してしまうリスクも考えられます。
- 顧客の囲い込み: 人気のハウスメーカーや、成約率の高いキャンペーンの場合、他社に顧客を奪われないように、早々に契約を結ぼうとするケースがあります。
「大幅値引き」や「キャンペーン価格」と聞くと、お得な気分になり、契約を急いでしまいがちです。
しかし、本当に安くなっているのか、冷静に判断することが大切です。
②他社の悪口を言うハウスメーカー
「あのハウスメーカーは欠陥住宅が多いらしいですよ」「あそこの会社はアフターサービスが悪いって聞きました」
住宅展示場や相談会などで、このような他社の悪口を耳にすることがあるかもしれません。
他社の悪口を言うハウスメーカーには、以下のような理由が隠されている可能性があります。
- 自社の製品やサービスに自信がない: 自社の強みをアピールするのではなく、他社の弱点を攻撃することで、顧客の目をそらそうとしている可能性があります。
- 顧客を不安にさせて契約を急がせる: 情報弱者の顧客に対して、不安をあおることで、自社との契約を急がせようとしている可能性があります。
- 業界全体のイメージダウン: 同業他社の評判を落とすことで、業界全体のイメージが悪化し、結果的に自社にも悪影響が及ぶ可能性があります。
優良なハウスメーカーは、自社の強みや特徴を明確に伝え、顧客に寄り添った提案をしてくれます。
またそれぞれのメリット・デメリットを公平に説明してくれるでしょう。
顧客に寄り添い、しっかりと誠実に情報を共有してくれるハウスメーカーを選びましょう。
③説明不足・情報隠蔽するハウスメーカー
住宅購入は、人生で最も高額な買い物の一つであり、契約内容をしっかりと理解することは非常に重要です。
しかし、専門用語や複雑な契約条項が多く、すべてを理解することは容易ではありません。
悪質なハウスメーカーの場合、意図的に重要な情報を伝えなかったり、不明瞭な説明で顧客を欺こうとするケースも存在します。
トラブルを未然に防ぐためには、契約前に必ず書面で情報を確認し、疑問点は納得いくまで質問することが大切です。
契約前に確認すべき書類&項目例
- 工事請負契約書
- 工事見積書
- 建物図面・建築図
- 重要事項説明書
- 長期保証の内容
- アフターサービスの内容
④担当者の質が低い・対応がコロコロ変わるハウスメーカー
国民生活センターの調査によると、住宅に関する相談の中で最も多いのは「契約・価格」に関するトラブルであり、その中には、「契約内容と異なる工事をされた」「追加費用を請求された」といった、営業担当者とのトラブルも多く含まれています。
契約前は顧客獲得のために熱心に接していた営業マンが、契約後になると対応が雑になったり、連絡が滞ったりすることがあるようです。
このようなハウスメーカーでは、顧客満足度が低く、トラブルに発展するケースも少なくありません。
⑤施工不良・欠陥住宅が多いハウスメーカー
施工不良は、家の美観を損なうだけでなく、構造的な欠陥に繋がる可能性もあり、住む人の安全を脅かすことにもなりかねません。
後々の補修に多額の費用がかかるケースもあり、早期発見と適切な対応が重要となります。
よくある施工不良の例
- 基礎のひび割れ: 基礎は、家を支える重要な部分です。ひび割れがあると、家の強度が低下し、地震による倒壊リスクが高まります。
- 雨漏り: 屋根や壁からの雨漏りは、家の構造材を腐食させ、家の寿命を縮めるだけでなく、カビやダニの発生にも繋がります。
- 傾き: 家が傾くと、ドアや窓が開閉しにくくなったり、床鳴りが発生したりするだけでなく、健康被害を引き起こす可能性もあります。
施工不良の原因はさまざまですが、その背景にはずさんな工事現場の実態が潜んでいることがあります。
近年人手不足が深刻化する建設業界では、経験の浅い職人や技術力の低い職人が増えているという現状があります。
また、工期が短縮される傾向にあり、現場監督が十分な管理監督を行えないケースも少なくありません。
- 現場監督の不足
- 職人の質の低下
- 工期の短縮
- 安全管理の不徹底
家を建てる前には、ハウスメーカーの施工実績を徹底的にチェックしましょう。
⑥アフターサービスが不十分なハウスメーカー
家は、建てて終わりではありません。
むしろ、引き渡しを終えてからがハウスメーカーとの本当のお付き合いの始まりと言えます。
定期的なメンテナンスや、万が一のトラブル発生時の修理など、住み続けるためには、継続的なケアが必要不可欠です。
しかし、アフターサービスの内容は、ハウスメーカーによって大きく異なります。
中には、アフターサービスを軽視し、トラブル発生時の対応が不十分なハウスメーカーも存在します。
家を建てる前に、長期保証の内容をしっかりと確認し、万が一の場合にも安心できるハウスメーカーを選びましょう。
⑦価格設定が不透明で予算オーバーしやすいハウスメーカー
「坪単価〇〇万円~」
ハウスメーカーのチラシやウェブサイトで、このような表示を見かけることがよくあります。
坪単価は、住宅の建築費用を建物の延床面積で割ったもので、一見すると住宅価格を比較しやすい指標のように思えます。
しかし、坪単価だけで住宅価格を判断することは非常に危険です。
坪単価は、あくまで目安に過ぎず、実際に家を建てる際には、さまざまな費用が追加されます。
そのため、坪単価が安くても、最終的な建築費用が割高になるケースも少なくありません。
坪単価に含まれない費用例
- 地盤改良費用: 地盤が弱い場合は、地盤を強化するための地盤改良工事が必要になります。
地盤改良工事の費用は、地盤の状態や改良方法によって大きく異なり、数十万円から数百万円かかる場合もあります。
地盤調査の結果によっては、予期せぬ追加費用が発生する可能性があるため、注意が必要です。 - 外構工事費用: 塀、門扉、駐車場、アプローチ、庭などの外構工事費用は、坪単価に含まれていないことが多いです。
外構工事の費用は、使用する材料やデザイン、工事の規模によって大きく異なり、数百万円かかる場合もあります。
外構工事は、家の外観を大きく左右するだけでなく、防犯性やプライバシーの確保にも繋がる重要な要素であるため、しっかりと予算を確保しておくことが大切です。 - 諸費用: 登記費用、印紙税、ローン手数料などの諸費用も、別途必要になります。
諸費用は、住宅ローンの金額や契約内容によって異なりますが、一般的に、住宅価格の7~10%程度と言われています。
高額な買い物になるため、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。
ハウスメーカーから提示される見積書は、必ず詳細にチェックし、不明な点はその場で質問しましょう。
特に、オプション費用は高額になりがちなので注意が必要です。
⑧断熱・気密性能を軽視しているハウスメーカー
「高断熱・高気密住宅」
この言葉を耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。
しかし、断熱性や気密性が、私たちの暮らしにどのような影響を与えるのか、具体的にイメージできない方もいるでしょう。
断熱性とは、外部の気温の影響を室内に伝えにくくする性能のこと。
気密性とは、住宅内の隙間を少なくし、空気の出入りを抑える性能のことです。
断熱性・気密性が低い家は、夏は暑く、冬は寒いため、快適な室内環境とは言えません。
また、室内外の温度差が大きくなることで、結露が発生しやすく、カビやダニの温床になり、健康被害を引き起こす可能性もあります。
そのため断熱性や気密性を軽視しているハウスメーカーは避けた方が良いでしょう。
⑨耐震性能が低いハウスメーカー
日本は世界有数の地震大国です。
いつ、どこで大きな地震が発生してもおかしくない状況の中、住宅の耐震性能は、家族の安全を守る上で、最も重要な要素の一つと言えるでしょう。
住宅の耐震性能は、「耐震等級」という指標で表されます。
耐震等級は、以下の3段階に分けられており、等級3が最も高い耐震性能を示します。
- 耐震等級1: 建築基準法で定められた最低限の耐震性能を満たした住宅。
数百年に一度発生する地震(震度6強~7程度)に対して、倒壊・崩壊しない程度の耐震性能を確保しています。 - 耐震等級2: 耐震等級1の1.25倍の強度の地震に耐えられるように設計された住宅。
より高い耐震性能を求める場合に選択されます。 - 耐震等級3: 耐震等級1の1.5倍の強度の地震に耐えられるように設計された住宅。
地震に強い家を建てたい場合に最適な等級と言えるでしょう。
家族の命を守るためには、耐震等級3をクリアしている住宅を選ぶことが、安心安全な暮らしを実現する上で重要となります。
⑩会社の経営状態が悪いハウスメーカー
会社の経営状態は、一見すると分かりにくいものですが、財務諸表を見ることで、その安定性や健全性を判断することができます。
財務諸表とは、企業の財務状態や経営成績を示す書類であり、貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書などがあります。
チェックすべき財務指標
- 自己資本比率: 総資本に占める自己資本の割合を示し、会社の財務健全性を示す指標です。
自己資本比率が高いほど、借金に対する返済能力が高く、倒産リスクは低くなります。
一般的に、自己資本比率が40%以上であれば健全な状態であると言われています。 - 売上高経常利益率: 売上高に対して、経常利益がどれくらい出ているかを示し、会社の収益力を示す指標です。
売上高経常利益率が高いほど、効率的に利益を上げていると言えます。
一般的に、売上高経常利益率が10%以上であれば、収益力が高いと言えるでしょう。 - 流動比率: 短期的な負債を返済できる能力を示し、会社の短期的な支払い能力を示す指標です。
流動比率が高いほど、短期的な資金繰りが安定していると言えます。
一般的に、流動比率が120%以上であれば、健全な状態であると言われています。
できるだけ多くの情報を収集し、会社の信頼性をしっかりと見極め、安心して家づくりを任せられるパートナーを見つけましょう。
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家づくりで悩んでいるなら、まずはカタログ請求や無料相談を試してみてくださいね!
後悔しないハウスメーカー選びの7つの鉄則
上記のようなハウスメーカーで失敗しないために重要な7つの鉄則を解説します。
ぜひ頭に入れながら読んでみてくださいね!
鉄則①情報収集は徹底的に行う
家づくりは、人生で何度も経験することではありません。
だからこそ、失敗や後悔のないように、事前の情報収集が重要となります。
しかし、いざ情報収集を始めようと思っても、
- 何から始めれば良いのかわからない…
- 情報が多すぎて、どれを信じて良いのかわからない…
と、悩んでしまう方も多いのではないでしょうか?
例えば、
- 資料請求サイト
- 口コミサイト
- SNS
などを用いることで、多くの情報を集めることが可能です。
鉄則②優先順位を明確にする
家づくりは、間取りやデザインなど、決めることがたくさんあります。
あれもこれもと欲張ってしまい、結局何がしたいのかわからなくなってしまうということも。
そうならないためにも、まずは自分たちが家づくりで何を重視するのか、優先順位を明確にすることが大切です。
例えば優先順位としてあげられる事柄をリストアップしていきましょう。
- 予算: 無理のない返済計画を立て、総予算の上限を決めましょう。
- 頭金はいくらまで用意できるのか?
- 住宅ローンはいくらまで借りられるのか?
- 月々の返済額はいくらまでなら負担できるのか?
- 間取り: 家族構成やライフスタイルに合わせた、快適な間取りを考えましょう。
- 部屋数は?
- リビングの広さは?
- 収納スペースは?
- デザイン: 好みのデザインの外観や内装の画像を集めておきましょう。
- シンプルモダン?
- 和テイスト?
- ナチュラルテイスト?
- 性能: 断熱性、気密性、耐震性など、重視したい性能を決めましょう。
- 快適に暮らせる家?
- 環境にやさしい家?
- 将来的にも価値が下がりにくい家?
また10年後、20年後も快適に暮らし続けるためには、将来を見据えた家づくりが重要になります。
- 将来、子ども部屋が必要になるか?
- 子どもが小さいうちは、家族みんなで同じ部屋で過ごすのも良いでしょう。
- 将来、子ども部屋が必要になった場合は、間仕切りで仕切れるようにしておくなどの工夫も有効です。
- 親と同居する可能性は?
- 将来的に、親との同居を検討している場合は、バリアフリー設計を取り入れたり、個室を設けたりするなどの配慮が必要です。
- 在宅ワークスペースは必要?
- リモートワークなど、自宅で仕事をする機会が増えている場合は、ワークスペースを確保しておくことが重要です。
鉄則③信頼できる担当者を見つける
家づくりは、ハウスメーカーとの二人三脚で進める一大プロジェクトです。
だからこそ、安心して家づくりを任せられる担当者を見つけることが、成功の鍵となります。
例えば以下の質問を参考に、担当者の対応をチェックしてみてください。
担当者への質問例
- これまでの施工実績は?: 具体的な数字や事例を交えて説明してくれるか、得意な家づくりや、力を入れているポイントを聞いてみましょう。
- 得意な家づくりは?: あなたの希望する家づくりと、担当者の得意分野が合致しているかを確認しましょう。
- アフターサービスの内容は?: 保証期間や定期点検の内容、トラブル発生時の対応など、具体的な説明を求めましょう。
- お客様のご要望で、印象に残っているエピソードは?: 顧客とのエピソードから、担当者の顧客に対する姿勢や熱意を感じ取ることができます。
- 家づくりの際に、注意すべき点は?: 顧客目線で、注意点やアドバイスを伝えてくれるか、確認しましょう。
信頼できる担当者とは、単に営業トークがうまい人ではありません。
あなたの話をきちんと聞いてくれ、親身になって相談に乗ってくれる、誠実な担当者を選びましょう。
鉄則④トラブル回避のための最終チェックポイント
契約書は、家づくりに関する権利や義務を明確にするための重要な書類です。
内容を十分に理解しないまま署名してしまうと、後々トラブルに発展する可能性もあります。
トラブルを避けるためにも下記のポイントをチェックしてみましょう。
- 内訳が詳細に記載されているか?: 材料費、労務費、運搬費など、内訳が細かく記載されているかを確認しましょう。
項目が抽象的な場合や、一括りにされている場合は、具体的な内訳を要求しましょう。 - 不明な項目はないか?: 見積書に記載されている内容で、不明な項目や疑問点は、必ずその場で質問し、解消しておきましょう。
専門用語や技術的な内容については、担当者にわかりやすく説明してもらうことが大切です。 - 総額は予算に収まっているか?: 見積もり金額が、事前に設定した予算内で収まっているか、最終確認を行いましょう。
予算を超えている場合は、どの部分をどのように調整すれば予算内に収まるのか、担当者と相談しましょう。
また保証内容もよく確認することが大切です。
- 保証期間は?: 保証期間は、項目ごとに異なる場合があります。
構造躯体や雨漏りなど、主要構造部や防水に関する部分の保証期間は、法律で10年以上と定められていますが、ハウスメーカーによっては、それ以上の長期保証を設けている場合があります。
保証期間が長いほど、安心して暮らせるだけでなく、資産価値の面でも有利に働きます。 - 保証範囲は?: どのような場合に保証が適用されるのか、具体的に確認しましょう。
自然災害による被害や、経年劣化による損傷などが、保証の対象となるのかどうか、詳細を確認しておくことが重要です。
また、保証の対象外となる項目についても、事前に確認しておきましょう。 - 定期点検の内容は?: 定期点検の頻度、点検項目、費用などを確認しましょう。
定期点検は、住宅の不具合を早期発見し、大きなトラブルを防ぐために重要です。
無料点検期間や、点検費用が保証に含まれているかどうかも確認しておきましょう。 - トラブル発生時の対応は?: 設備の故障や雨漏りなど、トラブル発生時の連絡先や、対応時間、対応内容などを確認しましょう。
24時間対応の緊急連絡先が用意されているかどうかも、重要なポイントです。
内容に不明点や疑問点が残る場合は、納得いくまで担当者に説明を求め、納得してから署名するようにしましょう。
鉄則⑤モデルハウスは冷静な目でチェック
住宅展示場やイベント会場に建っているモデルハウスに魅力を感じる人も多いかもしれませんが、モデルハウスは、あくまでも「魅せる」ことを目的として作られた空間です。
予算や広さ、間取り、設備など、現実とのギャップに注意しないと、
「モデルハウスと全然イメージが違う」
「オプションを追加したら、予算を大幅にオーバーしてしまった」
といった後悔に繋がる可能性もあります。
モデルハウスの見学時には下記のポイントに注意しましょう。
- 標準仕様とオプションの違いを明確に: モデルハウスで気に入った設備や仕様が、標準仕様に含まれているのか、オプションなのか、必ず確認しましょう。
オプション費用は、積み重なると高額になるため、注意が必要です。 - カタログやサンプルで確認: 標準仕様の設備や建材は、カタログやサンプルで確認することができます。
質感や色合いなど、実物を確認することで、より具体的にイメージすることができます。 - コストダウンのポイント: 予算を抑えたい場合は、標準仕様でどこまでできるのか、担当者に相談してみましょう。
標準仕様のものでも、十分に満足できる品質のものも多くあります。
また、家具の配置や照明の工夫によって、空間を広く見せている場合もあるため、注意が必要です。
- 実際の広さを確認: 図面だけでなく、メジャーを持参して、実際に部屋の広さや天井高などを測ってみると良いでしょう。
- 生活動線をイメージ: 家族の生活スタイルをイメージしながら、キッチン、リビング、ダイニング、浴室、トイレなどの配置や動線をチェックしましょう。
実際に歩いてみて、動きやすいかどうかを確認することが大切です。 - 収納スペースの確認: 収納スペースの広さや使い勝手も、重要なポイントです。
実際に収納してみることを想定し、十分なスペースがあるかどうかを確認しましょう。
モデルハウスは、あくまでも参考程度に留め、実際に建てられた家を見学したり、担当者に具体的な質問をしたりしながら、自分たちの理想の住まいを実現するために必要な情報を集めましょう。
鉄則⑥住比較検討&情報収集
広大な敷地に、有名ハウスメーカーのモデルハウスが立ち並ぶ住宅展示場。
住宅展示場は、家づくりの夢や希望が膨らむ場所であるとともに、情報収集の場としても、非常に有効な場所です。
しかし、
「たくさんのハウスメーカーがありすぎて、どこを見ればいいのかわからない…」
「営業マンに話しかけられるのが苦手…」
といった理由から、住宅展示場を十分に活用できていない方もいるのではないでしょうか?
住宅展示場を最大限に活用するためには下記のポイントがおすすめです。
- ターゲットを絞る: 事前に、希望する条件(予算、エリア、間取り、デザインなど)をある程度絞っておくことで、効率的に見学することができます。
資料請求サイトなどを活用して、気になるハウスメーカーをピックアップしておきましょう。 - チェックシートを作る: 見学するポイント(間取り、動線、収納、設備、建材、価格など)をまとめたチェックシートがあると便利です。
ハウスメーカーごとに、評価や感想を記入することで、後から比較検討しやすくなります。 - 質問はメモする: 見学中に浮かんだ疑問点や質問は、メモしておきましょう。
後からまとめて担当者に確認することで、疑問点を解消することができます。
住宅展示場の最大の魅力は、間取りやデザイン、建材などを、実物で確認できることです。
- 間取りと動線: 実際にモデルハウスの中を歩いてみて、部屋の広さや天井の高さ、動線の良さなどを体感してみましょう。
家具の配置や照明の工夫なども参考になります。 - デザインとインテリア: 外観デザインや内装デザイン、インテリアコーディネートなど、自分の好みのテイストかどうかを確認しましょう。
使用されている建材や色使いなどもチェックしておきましょう。 - 設備機器: キッチン、浴室、トイレなどの設備機器は、実際に見て、触れて、使い勝手を確認してみましょう。
機能性だけでなく、デザイン性も重要なポイントです。
また住宅展示場には、各ハウスメーカーの営業マンが常駐しています。
疑問点や不安な点は、遠慮なく質問してみましょう。
鉄則⑦第三者機関の評価も参考にする
第三者機関による評価は、公平な立場からの評価であるため、ハウスメーカー選びの際に、非常に参考になります。
ここでは、住宅選びの際に参考にしたい、第三者機関による主な評価基準や制度を紹介します。
- 住宅性能表示制度: 住宅の性能を、客観的な指標に基づいて評価する制度です。構造の安定、火災時の安全、劣化の軽減、維持管理・更新への配慮、温熱環境、空気環境、光・視環境、音環境、エネルギー消費量の9項目について、等級ごとに性能がわかりやすく表示されています。住宅性能表示制度を利用することで、住宅の性能を客観的に比較検討することができます。
- 長期優良住宅: 長期にわたって良好な状態で使用できる優良な住宅のことです。長期優良住宅の認定を受けるためには、耐震性、耐久性、省エネルギー性など、一定の基準を満たしている必要があります。長期優良住宅は、住宅ローン減税や登録免許税の優遇措置を受けることができるなど、経済的なメリットもあります。
- BELS: Building-Housing Energy-efficiency Labeling System(建築物省エネルギー性能表示制度)の略称で、建物の省エネルギー性能を客観的に評価する制度です。建物の断熱性能や設備機器の効率などを評価し、星の数(最大で星5つ)で表示します。BELSを取得している住宅は、省エネルギー性能が高いことが証明されているため、光熱費を削減できるだけでなく、地球環境にも貢献することができます。
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まとめ
「家は一生に一度の買い物」
だからこそ、悪質な住宅会社に引っかからないことが重要です。
家づくりで後悔する人の多くは、「情報不足」が原因で、失敗してしまうケースが多いと言われています。
そのため家づくりを成功させるためには、「正しい知識」を身につけることが重要です。
この記事では、後悔しないためのハウスメーカー選びのポイントを解説してきました。
ぜひこの記事を参考に、理想の家づくりを実現してくださいね。
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家づくりで悩んでいるなら、まずはカタログ請求や無料相談を試してみてくださいね!
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