「新築を考えているけど、いらない設備はある?」
「家を建てて、設備で後悔したくない」
そのように感じている人もいるのではないでしょうか。
マイホームを実現するためには、間取りやデザインに留まらず、設備選びも重要なポイントとなります。
そこでこの記事では、新築住宅で「いらない」と感じられがちな設備と、「つけてよかった」と高評価を受ける設備を比較しながら、それぞれのメリット・デメリットを解説していきます。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
本文に入る前に、これから家づくりを考えている人や、現在進行形でハウスメーカー選びを進めている人に、後悔しない家づくりのための最も重要な情報をお伝えします。
早速ですが、質問です。
家づくりで一番大切なこと、それはなんだと思いますか?
おそらく間取りや予算、建てる場所などと考える人も多いかもしれませんね。
ですが実は、家づくりで最も大切なことは「気になっているハウスメーカーのカタログを、とりあえず全て取り寄せてしまうこと」なんです。
カタログを取り寄せずに住宅展示場に行き、営業マンの言葉巧みな営業トークに押されて契約を結んでしまうのは最悪なケース。
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このように、もう少し情報収集をしていれば理想の家をもっと安く建てられていたのに、場合によっては何百万単位の損をして後悔してしまうこともあります。
だからこそ、きちんとした情報収集をせずにハウスメーカーを選ぶのは絶対にやめてください。
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それでは本文に入っていきましょう!
新築で「いらない」とされる設備とは
それでは早速、新築でいらないという意見の多い設備をみていきます。
ただしここではネットの声を参考にしています。
ネット上の意見はあくまでも個人的な感想でもあるので、参考情報として捉えてくださいね。
ベランダ(バルコニー)
ベランダ(バルコニー)は洗濯物を干す場として一般的ですが、「いらない」という声も少なくありません。
ベランダがいらないとされる理由
- 洗濯乾燥機の普及と部屋干しの進化:共働き世帯の増加に伴い、洗濯乾燥機の普及率が高まっています。また、部屋干し用洗剤や除湿機、室内物干しスタンドなどの進化により、部屋干しでも快適に洗濯物を乾かせるようになりました。花粉やPM2.5、黄砂、排気ガスなどの大気汚染を気にする方も、室内干しを選択する傾向が強まっています。
- 掃除の手間:ベランダは雨風や鳥の糞などで汚れやすく、定期的な掃除が必要です。共働き世帯や子育て世帯にとっては、この掃除の手間が負担になることも。
- 落下物事故のリスク:マンションなどの集合住宅では、ベランダからの落下物事故が度々発生しています。植木鉢や洗濯物、おもちゃなどが落下し、通行人に怪我をさせる危険性があります。
- スペースの有効活用:ベランダのスペースを有効活用したいというニーズも高まっています。ベランダをなくすことで、室内空間を広くしたり、収納スペースを増設したりすることができます。
ベランダが必要なケース
- ガーデニングを楽しみたい:ベランダはガーデニングを楽しむための貴重なスペースです。家庭菜園やプランター栽培などで、自然を感じながら植物を育てることができます。
- 子どもの遊び場として利用可能:小さな子どもがいる家庭では、ベランダが子どもの遊び場として活用されることもあります。安全対策をしっかり行えば、子どもが安全に遊べる屋外空間として利用できます。
- 布団を干したい:天日干しで布団を乾燥させたい場合は、ベランダが便利です。布団乾燥機もありますが、天日干しの心地よさは格別です。
- 景観を楽しみたい:景観の良い場所に住んでいる場合は、ベランダから景色を楽しむことができます。開放的なベランダは、日々の生活に癒しを与えてくれます。
ベランダの代替案
- 室内物干し:部屋干し用の洗剤や除湿機、サーキュレーターなどを活用することで、室内でも効率的に洗濯物を乾かすことができます。
- 乾燥機付き洗濯機:洗濯から乾燥までを全自動で行ってくれるため、洗濯物を干す手間が省けます。
- ランドリールーム:洗濯から乾燥、アイロンがけまでをまとめて行える専用スペースを設けることで、家事効率を向上させることができます。ベランダの有無は、ライフスタイルや価値観によって大きく左右されます。
浴室の窓
浴室の窓は換気や採光に役立つ一方、「いらない」と考える人もいます。
浴室の窓がいらないとされる理由
- 防犯上のリスク:浴室の窓は、泥棒の侵入経路になりやすいというリスクがあります。特に1階の浴室や、道路に面した浴室は、防犯対策を強化する必要があります。窓ガラスを強化ガラスにする、防犯フィルムを貼る、補助錠を取り付けるなどの対策が有効です。
- 断熱性の低下:窓は壁に比べて断熱性が低いため、冬場は浴室が冷えやすく、夏場は暑くなりやすい傾向があります。断熱性の高い窓ガラスを選ぶ、窓のサイズを小さくするなどの工夫が必要です。
- 掃除の手間浴室の窓は水垢やカビが発生しやすく、掃除の手間がかかります。こまめな掃除が必要ですが、手が届きにくい場所にある場合は、掃除が大変です。
- プライバシーの確保:浴室の窓から外が見えてしまうと、プライバシーが確保できません。特に住宅密集地では、カーテンやブラインドなどで窓を覆う必要があります。
浴室の窓が必要なケース
- 自然換気をしたい:換気扇だけでは十分な換気ができない場合、窓を開けることで自然換気ができます。特に湿気がこもりやすい浴室では、自然換気は効果的です。
- 自然光を取り入れたい:自然光は浴室を明るく、開放的にしてくれます。また、日光には殺菌効果もあるため、カビの発生を抑える効果も期待できます。
- 景観を楽しみたい:浴室から景色を楽しみたい場合は、窓が必要です。窓からの景色は、バスタイムをよりリラックスできるものにしてくれます。
浴室の窓の代替案
- 高性能な換気扇:換気能力の高い換気扇を設置することで、窓を開けなくても十分な換気が可能になります。
- 浴室乾燥機:浴室乾燥機は、換気機能だけでなく、乾燥機能や暖房機能も備えています。雨の日でも洗濯物を乾かすことができ、冬場の浴室暖房にも役立ちます。
- トップライト:天井に設置するトップライトは、プライバシーを確保しながら自然光を取り入れることができます。浴室の窓の必要性は、住宅の立地条件やライフスタイルによって異なります。
浴室乾燥機
浴室乾燥機は雨の日でも洗濯物を乾かせる便利な設備ですが、「いらない」という意見も耳にします。
浴室乾燥機がいらないとされる理由
- 洗濯乾燥機の普及:近年では、乾燥機能付きの洗濯機が普及しており、浴室乾燥機を使わずとも洗濯物を乾かすことができます。特に、共働き世帯や子育て世帯では、時間節約のために乾燥機付き洗濯機を利用するケースが増えています。
- 使用中の入浴制限:浴室乾燥機を使用中は、入浴することができません。家族が多い場合、浴室乾燥機の使用時間が限られてしまい、不便に感じることもあります。
- 電気代の増加:浴室乾燥機は、電気代がかかる設備です。使用頻度が高いほど、電気代も高くなります。そのため、光熱費を節約したいと考えている人にとっては、導入をためらう理由となるでしょう。
- フィルター掃除の手間:浴室乾燥機のフィルターは、定期的に掃除する必要があります。掃除を怠ると、乾燥効率が低下したり、故障の原因となる可能性があります。
浴室乾燥機が必要なケース
- 花粉症対策:花粉症の人は、外に洗濯物を干すと花粉が付着してしまいます。浴室乾燥機を使えば、花粉の付着を防ぎ、安心して洗濯物を乾かすことができます。
- PM2.5対策:PM2.5などの大気汚染物質が気になる場合は、浴室乾燥機が有効です。外干しに比べて、大気汚染物質の付着を軽減することができます。
- 梅雨時期や冬場の洗濯:梅雨時期や冬場は、外に洗濯物を干すことが難しい時期です。浴室乾燥機があれば、天候に関係なく洗濯物を乾かすことができます。
- 浴室のカビ防止:浴室乾燥機は、浴室内の湿気を除去する効果があります。浴室乾燥機を使うことで、カビの発生を抑制し、清潔な浴室を保つことができます。
浴室乾燥機の代替案
- 乾燥機付き洗濯機:洗濯乾燥機は、洗濯から乾燥までを全自動で行うことができます。浴室乾燥機よりも乾燥時間が短い場合もあり、家事の時短につながります。
- 室内物干し:室内物干しスタンドや、天井に取り付けるタイプの物干しなど、様々な種類の室内物干しがあります。自分のライフスタイルに合った物干しを選ぶことで、室内でも効率的に洗濯物を乾かすことができます。
- 除湿機:除湿機は、部屋の湿度を下げることで、洗濯物の乾燥を促進します。特に、梅雨時期や冬場など、湿度が高い時期に効果的です。
床下収納
床下収納は、季節家電や防災グッズなど、使用頻度の低いものを収納するスペースとして利用されます。
しかし、近年では「いらない」という意見も増えてきています。
床下収納がいらないとされる理由
- 湿気やカビの発生:床下は湿気がたまりやすく、カビが発生しやすい環境です。収納物を湿気やカビから守るためには、防湿対策を徹底する必要があります。
- 出し入れの不便さ:床下収納は、床下に潜り込んで出し入れするため、腰をかがめる必要があるなど、体への負担が大きいです。また、収納物が奥にある場合は、取り出すのが大変です。特に、高齢者や腰痛持ちの人にとっては、大きな負担となるでしょう。
- 収納スペースの有効活用:近年では、ウォークインクローゼットやパントリーなど、収納スペースのバリエーションが増えてきています。そのため、床下収納の必要性が低下しているという意見もあります。他の収納スペースを十分に確保できる場合は、床下収納は不要かもしれません。
- 収納物の把握:床下収納は、一度収納すると中身を忘れがちです。必要な時に、何が入っているか分からず、探し出すのに手間がかかることもあります。「デッドスペース」になりやすいという指摘もあります。
床下収納が必要なケース
- 使用頻度の低い物の収納:季節家電や防災グッズ、思い出の品など、普段は使わないものを収納するスペースとして活用できます。他の収納スペースが限られている場合、床下収納は貴重な収納スペースとなります。
- 収納スペースの確保:住宅の収納スペースが不足している場合、床下収納は有効な収納スペースとなります。特に、マンションなど収納スペースが限られている住宅では、床下収納が重宝されます。
床下収納の代替案
- ウォークインクローゼット:衣類やバッグ、小物などをまとめて収納できるウォークインクローゼットは、近年人気の収納スペースです。整理整頓がしやすく、収納物の把握もしやすいというメリットがあります。
- パントリー: 食品や飲料、キッチン用品などを収納できるパントリーは、キッチンの収納力アップに貢献します。まとめ買いした食品や、災害時の備蓄品を保管するのにも便利です。
- ロフト:屋根裏部屋を利用したロフトは、収納スペースとして活用できるだけでなく、趣味の部屋や書斎など、多目的に利用することができます。
- 外部収納:庭やバルコニーに設置する外部収納は、ガーデニング用品やアウトドア用品、自転車などを収納するのに便利です。
天窓
天窓は屋根に設置された窓で、自然光を取り入れ、室内を明るく開放的にする効果があります。
しかし、設置費用やメンテナンス費用が高額であること、雨漏りのリスクがあることなどから、「いらない」という意見も少なくありません。
天窓がいらないとされる理由
- 雨漏りのリスク:天窓は屋根に設置されるため、雨漏りのリスクが伴います。施工不良や経年劣化によって雨漏りが発生する可能性があり、その場合は修理費用も高額になります。定期的な点検とメンテナンスが必須です。
- 夏場の暑さ・冬場の寒さ:天窓は、夏場は直射日光が入り込みやすく、室内が暑くなりやすい傾向があります。冬場は逆に、熱が逃げやすく、室内が寒くなる可能性があります。断熱性能の高い天窓を選ぶ、遮光・断熱ブラインドなどを設置するなどの対策が必要です。
- 掃除の難しさ:天窓は高い位置にあるため、掃除が大変です。脚立や専用の掃除道具が必要となる場合もあり、掃除を怠ると汚れが蓄積し、天窓の寿命を縮める可能性があります。
- 設置・メンテナンス費用:天窓の設置費用は、通常の窓に比べて高額です。また、定期的なメンテナンスも必要となるため、維持費用も考慮する必要があります。
- 家具配置の制約:天窓の下には家具を配置することが難しいため、部屋のレイアウトが制限される可能性があります。
天窓が必要なケース
- 採光性の向上:天窓は、通常の窓では光が届きにくい場所に設置することで、採光性を大幅に向上させることができます。特に、北向きの部屋や、日当たりが悪い部屋に効果的です。
- 換気:天窓を開閉することで、効率的な換気が可能になります。特に、屋根裏部屋など、換気が難しい場所に設置することで、室内の空気を循環させることができます。
- 開放感:天窓は、天井に設置されるため、視界が広がり、室内に開放感をもたらします。天井が高い部屋に設置することで、より一層の開放感を演出することができます。
天窓の代替案
- トップライト:トップライトは、天窓と同様に屋根に設置される採光用の窓ですが、開閉できない固定式のものが一般的です。雨漏りのリスクが低く、メンテナンスも容易です。
- ハイサイドライト:ハイサイドライトは、高い位置に設置された窓です。天窓ほど採光性は高くありませんが、設置費用が安く、メンテナンスも容易です。
- 間接照明:間接照明を効果的に使用することで、自然光のような明るさと雰囲気を演出することができます。
和室
和室は日本の伝統的な様式で、畳の香りと落ち着いた雰囲気が魅力です。
しかし、現代のライフスタイルの変化に伴い、「いらない」と考える人も増えてきています。
和室がいらないとされる理由
- 畳のメンテナンス:畳は、定期的なメンテナンスが必要です。日焼けやダニ、カビの発生を防ぐためには、畳を乾燥させたり、掃除機をかけたり、防虫剤を使用したりする必要があります。これらのメンテナンスは手間がかかり、費用も発生します。
- 掃除の手間:畳の隙間には、ゴミやホコリがたまりやすいため、掃除機をかけるだけでなく、畳を拭き掃除する必要もあります。また、飲み物をこぼしてしまった場合、シミになりやすいというデメリットもあります。
- 家具の配置:畳に重い家具を置くと、凹みができてしまう可能性があります。また、洋風の家具を置くと、和室の雰囲気と合わない場合もあります。
- ライフスタイルの変化:近年では、洋風のインテリアが主流となっており、和室の需要は減少傾向にあります。リビングと和室を一体化させたり、和室をなくして洋室にするケースが増えています。
- コスト:畳の表替えや裏返しには、費用がかかります。新築時に和室を作る費用も、洋室に比べて高くなる傾向があります。
和室が必要なケース
- リラックス空間:畳の部屋は、落ち着いた雰囲気があり、リラックス効果が高いと言われています。客間として利用したり、寝室として利用することで、くつろぎの空間を演出することができます。
- 子どもの遊び場:畳は柔らかく、転んでも怪我をしにくい素材です。そのため、小さな子どもの遊び場として活用することができます。
- 日本の伝統文化:和室は、日本の伝統文化に触れることができる貴重な空間です。茶道や華道、書道などを楽しむことができます。
- 来客時の寝室:親戚や友人が泊まりに来た際に、和室は寝室として利用できます。布団を敷くだけで簡単に寝室を用意できるため、便利です。
和室の代替案
- 畳コーナー:リビングの一角に畳コーナーを設けることで、和室の雰囲気を取り入れることができます。畳コーナーは、リビング学習スペースや子どもの遊び場として活用することもできます。
- 小上がり:小上がりは、床を一段高くしたスペースです。畳を敷いたり、フローリングのまま利用したりすることができます。小上がりは、収納スペースを設けたり、ベンチとして利用したりすることもできます。
- 和モダンのインテリア:洋室に畳や障子、襖などの和風の要素を取り入れることで、和モダンのインテリアを楽しむことができます。和室の必要性は、ライフスタイルや価値観によって異なります。
埋め込み式エアコン
埋め込み式エアコンは、天井に埋め込むタイプのエアコンで、部屋の美観を損ねることなく、すっきりとした空間を演出できます。
しかし、初期費用やメンテナンス費用が高額であること、設置に制約があることなどから、「いらない」という意見もあります。
埋め込み式エアコンがいらないとされる理由
- 高額な初期費用:埋め込み式エアコンは、壁掛け式エアコンに比べて初期費用が高額です。本体価格だけでなく、設置工事費用も高額になるため、予算に余裕がない場合は導入が難しいでしょう。
- メンテナンスの難しさ:埋め込み式エアコンは、天井に埋め込まれているため、メンテナンスが難しく、費用も高額になります。故障した場合の修理も、壁掛け式エアコンに比べて複雑で、時間がかかる場合があります。
- 設置場所の制約:埋め込み式エアコンは、天井裏に設置スペースが必要となるため、設置場所の制約があります。天井の高さが低い部屋や、天井裏に梁や配管がある場合は、設置ができない可能性があります。
- 能力不足:埋め込み式エアコンは、壁掛け式エアコンに比べて冷暖房能力が低い場合があります。特に、広い部屋や、断熱性能が低い部屋では、能力不足を感じる可能性があります。
埋め込み式エアコンが必要なケース
- デザイン性:埋め込み式エアコンは、天井に埋め込まれているため、目立たず、すっきりとした空間を演出できます。インテリアにこだわりたい人や、ミニマルなデザインを好む人におすすめです。
- 空気循環:埋め込み式エアコンは、天井から冷気や暖気を送風するため、部屋全体の空気を循環させる効果が高いと言われています。温度ムラが少ない快適な空間を実現できます。
- 省スペース:埋め込み式エアコンは、壁掛け式エアコンのように壁面スペースを占有しないため、部屋を広く使うことができます。限られたスペースを有効活用したい場合に適しています。
埋め込み式エアコンの代替案
- 壁掛け式エアコン:壁掛け式エアコンは、埋め込み式エアコンに比べて初期費用が安く、設置も容易です。冷暖房能力も高く、様々な機種から選ぶことができます。
- 天井カセット型エアコン:天井カセット型エアコンは、天井に設置するタイプのエアコンですが、埋め込み式エアコンほど設置工事は複雑ではありません。埋め込み式エアコンと壁掛け式エアコンの中間的な存在と言えるでしょう。
- 床置き型エアコン:床置き型エアコンは、設置が簡単で、移動も容易です。スポット的に冷暖房したい場合に便利です。
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新築で「つけてよかった」とされる設備
新築住宅を建てる際、様々な設備がありますが、その中でも「つけてよかった」と満足度の高い設備もあります。
ここでは、その設備を紹介します。
パントリー
パントリーは、キッチンに隣接した食品や飲料、調理器具などを保管するための収納スペースです。
近年、新築住宅で設置する人が増えています。
パントリーのメリット
- 収納力アップ:食品ストックやキッチン家電、食器など、キッチン周りの様々な物を収納できるため、キッチンの収納スペースを大幅に増やすことができます。
- キッチンをスッキリ:パントリーに物を収納することで、キッチンカウンターやシンク周りをスッキリと保つことができます。見た目も美しく、作業効率もアップします。
- まとめ買いに便利:パントリーがあれば、まとめ買いした食品や飲料を保管する場所に困りません。特売日などを利用して賢く買い物をすることができます。
- 災害時の備蓄:災害時に備えて、非常食や飲料水などを保管しておくスペースとしても活用できます。
- 家事の時短:必要な物がすぐに取り出せるため、調理や片付けなどの家事時間を短縮できます。
パントリーの種類
- ウォークインパントリー:歩いて入れるタイプの広々としたパントリーです。収納力が高く、整理整頓もしやすいのがメリットです。
- 壁面収納型パントリー:壁面に棚を設置したタイプのコンパクトなパントリーです。キッチンの限られたスペースにも設置しやすいのが特徴です。
- 可動棚型パントリー:棚の位置を自由に調整できる可動棚を設置したパントリーです。収納する物に合わせて棚の高さを変えられるため、スペースを有効活用できます。
パントリー設計のポイント
- 適切なサイズ:パントリーのサイズは、収納する物の量や種類に合わせて適切に設定する必要があります。大きすぎてもスペースの無駄になり、小さすぎても収納力が足りなくなります。
- 配置:パントリーは、キッチンからアクセスしやすい場所に配置するのがポイントです。家事動線を考慮し、スムーズに作業ができるように配置を検討しましょう。
- 換気:パントリーは、食品を保管する場所なので、換気を良くすることが大切です。窓を設置したり、換気扇を設置したりするなどの工夫が必要です。
- 照明:パントリー内は暗くなりがちなので、十分な照明を設置しましょう。センサーライトを設置すると、省エネにもなります。
タッチレス水栓
タッチレス水栓は、センサーに手をかざすだけで水を出したり止めたりできる便利な水栓です。
タッチレス水栓のメリット
- 衛生面:手を触れずに水を出せるため、調理中など手が汚れている時でも蛇口を汚す心配がありません。衛生的で、感染症予防にも繋がります。
- 掃除のしやすさ:蛇口に触れないため、水垢や汚れが付きにくく、掃除の手間が省けます。
- 節水効果:水を出しっぱなしにすることがなくなるため、節水効果が期待できます。水道代の節約にも繋がります。
- 利便性:手を触れずに操作できるため、手が濡れていたり、荷物を持っている時でも簡単に水を使用できます。
タッチレス水栓の種類
- 電池式:電池でセンサーを駆動させるタイプです。設置が簡単で、工事も不要です。
- AC電源式:家庭用電源を使用するタイプです。電池交換が不要で、安定した動作が期待できます。
- 水力発電式:水流を利用して発電するタイプです。電池交換もAC電源も不要で、環境にも優しいです。
電動シャッター
電動シャッターは、ボタン一つで開閉できる便利な設備です。
快適性だけでなく、防犯性や省エネ効果も期待できます。
電動シャッターのメリット
- 快適な操作性:手動シャッターのように、紐を引っ張ったり、ハンドルを回したりする必要がなく、ボタン一つで簡単に開閉できます。特に、高齢者や体の不自由な方には大きなメリットです。
- 防犯性の向上:シャッターを閉めることで、外部からの侵入を困難にし、防犯性を高めることができます。タイマー機能付きの電動シャッターであれば、不在時でも自動でシャッターを閉めることができます。
- 遮音性・断熱性:シャッターを閉めることで、外部からの騒音を軽減し、室内の静粛性を保つことができます。また、断熱効果もあるため、冷暖房効率を高め、省エネにも繋がります。
- プライバシー保護:シャッターを閉めることで、外部からの視線を遮り、プライバシーを守ることができます。
- 災害時の安全性:強風や飛来物から窓ガラスを守る効果があり、台風や地震などの災害時に役立ちます。
電動シャッターの種類
- 手動式併用タイプ:通常は電動で操作し、停電時などは手動で開閉できるタイプです。
- リモコンタイプ:リモコンで操作するタイプです。
- スマートフォン連携タイプ:スマートフォンアプリで操作できるタイプです。外出先からでもシャッターの開閉状態を確認・操作できます。
タンクレストイレ
タンクレストイレは、従来のタンク式トイレとは異なり、タンクがないため、トイレ空間を広く使えることが大きなメリットです。
タンクレストイレのメリット
- 省スペース:タンクがないため、トイレ空間を広く使えます。特に、狭いトイレに設置すると、その効果は絶大です。
- スタイリッシュなデザイン:タンクがないため、すっきりとしたデザインで、トイレ空間をスタイリッシュに演出できます。
- 強力な洗浄力:水道直結のため、水圧が高く、強力な洗浄力を実現します。
- 節水効果:タンク式トイレに比べて節水効果が高い機種が多く、水道代の節約に繋がります。
宅配ボックス
宅配ボックスは、不在時でも荷物を受け取ることができる便利な設備です。
再配達の手間を省けるだけでなく、非対面で荷物を受け取れるため、セキュリティ面でも安心です。
宅配ボックスのメリット
- 再配達の手間を解消:宅配ボックスがあれば、不在時でも荷物を受け取ることができるため、再配達を依頼する手間が省けます。
- 時間の有効活用:再配達のために時間を拘束されることがなくなり、自分の時間を有効に使うことができます。
- 非対面での受け取り:配達員と直接顔を合わせずに荷物を受け取ることができるため、セキュリティ面でも安心です。:特に、女性の一人暮らしや、子どもがいる家庭では大きなメリットです。
- 配達員の負担軽減:再配達の回数が減ることで、配達員の負担軽減にも繋がります。
宅配ボックスの種類
- 戸建て住宅用:戸建て住宅の玄関脇や壁面に設置するタイプです。
- マンション用:マンションのエントランスなどに設置する共用タイプです。
- 埋め込み式:壁に埋め込むタイプで、見た目もスッキリとしています。
玄関の電気錠
玄関の電気錠は、鍵を使わずに施錠・解錠できるシステムです。
カードキーや暗証番号、指紋認証など、様々なタイプの電気錠があります。
玄関の電気錠のメリット
- 鍵の紛失の心配がない:カードキーや暗証番号、指紋認証などで施錠・解錠するため、鍵を紛失する心配がありません。
- 施錠忘れを防げる:オートロック機能付きの電気錠であれば、ドアを閉めると自動的に施錠されるため、施錠忘れを防ぐことができます。
- 防犯性の向上:ピッキング対策が施された高セキュリティの電気錠もあり、防犯性を高めることができます。
- 利便性の向上:両手が荷物でいっぱいの時でも、簡単に解錠できます。
玄関の電気錠の種類
- カードキータイプ :カードキーをかざして施錠・解錠するタイプです。
- 暗証番号タイプ:暗証番号を入力して施錠・解錠するタイプです。
- 指紋認証タイプ:指紋を認証して施錠・解錠するタイプです。
- スマートフォン連携タイプ:スマートフォンで施錠・解錠できるタイプです。
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後悔しないための設備選びの注意点
新築住宅の設備選びは、快適な暮らしを実現するために非常に重要なポイントです。
設備は一度設置してしまうと変更するのが難しいため、 慎重な検討が必要です。
ライフスタイルに合わせる
設備を選ぶ際には、家族構成、生活習慣、趣味などを考慮し、自分たちのライフスタイルに合った設備を選ぶことが大切です。
例えば、共働き世帯では、家事の時短に役立つ食洗機や乾燥機付き洗濯機が重宝されます。
また、在宅勤務をする場合は、ワークスペースの確保や、高速インターネット回線の導入などが重要になります。
優先順位をつける
数多くの設備の中から、どれを選ぶべきか迷ってしまう場合は、優先順位をつけることが大切です。
「絶対に必要なもの」「あれば便利なもの」「なくても困らないもの」の3つのカテゴリーに分けて考えてみましょう。
予算に限りがある場合は、優先順位の高い設備から選び、予算内で収まるように調整していくことが重要です。
予算管理
設備にかかる費用は、初期費用だけでなく、ランニングコストやメンテナンス費用も考慮する必要があります。
例えば、太陽光発電システムは初期費用が高額ですが、長期的に見ると光熱費を削減できるため、結果的に費用対効果が高い場合があります。
一方で、床暖房は初期費用はそれほど高くありませんが、ランニングコストが高くなる可能性があります。
それぞれの設備のメリット・デメリットを理解し、長期的な視点で費用対効果を比較検討しましょう。
ショールームで確認
カタログやウェブサイトだけでは、設備の実際の使い勝手やサイズ感、質感などを把握するのは難しいです。
ショールームに足を運び、実物を見て、触れて、体験することで、より具体的なイメージを持つことができます。
特に、キッチンや浴室などの水回り設備は、ショールームで実際に使ってみることをおすすめします。
専門家への相談
ハウスメーカーや工務店の担当者、インテリアコーディネーターなど、住宅に関する専門家に相談することで、自分たちのライフスタイルに合った最適な設備選びのアドバイスを受けることができます。
専門家は、最新の設備情報や、費用対効果の高い設備などを熟知しているため、客観的な視点から適切な提案をしてくれるでしょう。
家族で話し合う
設備選びは、家族全員が快適に暮らせる住まいを作るために重要なプロセスです。
家族それぞれの希望やニーズを聞き、全員が納得できる設備を選ぶようにしましょう。
特に、キッチンや浴室、トイレなどの共有スペースは、家族全員が使いやすいように設計することが大切です。
将来の生活も想定する
新築住宅は、30年以上住むことを想定して建てるべきです。
将来、子どもが生まれたり、親と同居したりする可能性も考慮し、将来のライフスタイルの変化にも対応できる設備を選びましょう。
例えば、将来バリアフリー化が必要になった場合に備え、廊下の幅を広く設計しておいたり、手すりを設置できる下地を入れておくなどの工夫も有効です。
情報収集を徹底的に行う
住宅に関する情報は、インターネット、雑誌、書籍など、様々な媒体で入手できます。
複数の情報源から情報を集め、メリット・デメリットを比較検討することで、より適切な判断をすることができます。
また、住宅展示場や完成見学会に参加することで、最新の住宅設備やトレンドを知ることもできます。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
この記事では、新築住宅における設備選びのポイントとして、「いらない」とされる設備と「つけてよかった」とされる設備を比較しました。
新築住宅は人生の大きな買い物です。
だからこそ、設備選びは慎重に行い、後悔のない選択をすることが大切です。
この記事を通してぜひ設備について知識を深め、理想の家づくりを進めてみてくださいね。
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