福岡県久留米市で理想のマイホームを建てたいと考えている人もいるのではないでしょうか?
豊かな自然と都市の利便性が調和し、福岡市内に比べて土地も手頃な久留米は、注文住宅に最適なエリアです。
しかし「何から始めればいいの?」「どの会社を選べば後悔しない?」といった不安も出てきますよね。
そこでこの記事では、久留米市で人気の工務店を比較していきますよ。
リアルな費用相場、失敗しない会社選びの極意、活用すべき補助金制度まで、解説するので、ぜひ最後まで参考にしてみてくださいね!
本文に入る前に、これから家づくりを考えている人や、現在進行形でハウスメーカー選びを進めている人に、後悔しない家づくりのための最も重要な情報をお伝えします。
早速ですが、質問です。
家づくりで一番大切なこと、それはなんだと思いますか?
おそらく間取りや予算、建てる場所などと考える人も多いかもしれませんね。
ですが実は、家づくりで最も大切なことは「気になっているハウスメーカーのカタログを、とりあえず全て取り寄せてしまうこと」なんです。
カタログを取り寄せずに住宅展示場に行き、営業マンの言葉巧みな営業トークに押されて契約を結んでしまうのは最悪なケース。
住宅展示場に行ってその場で契約をしてしまった人の中には、「もしもカタログを取り寄せて比較検討していたら、同じ間取りの家でも300万円安かったのに・・・」と後悔する人が本当に多いんです。
このように、もう少し情報収集をしていれば理想の家をもっと安く建てられていたのに、場合によっては何百万単位の損をして後悔してしまうこともあります。
だからこそ、きちんとした情報収集をせずにハウスメーカーを選ぶのは絶対にやめてください。
そんなことにならないようにハウスメーカーのカタログを取り寄せて比較検討することが最も重要なんです。

そうは言っても、気になるハウスメーカーはたくさんあるし、気になるハウスメーカー全てに連絡してカタログを取り寄せるなんて、時間と労力がかかりすぎるよ・・・
そう思う人も少なくありません。
そもそもどのように情報収集をしたら良いのかわからないという人もいるでしょう。
そんなあなたにぜひ活用してほしいサービスが、「ハウスメーカーのカタログ一括請求サービス」や「専門家に実際に相談してみること」です!
これらのサービスを活用することで、何十倍もの手間を省くことができ、損をするリスクも最大限に減らすことができます。
中でも、不動産業界大手が運営をしている下記の3つのサービスが特におすすめです。
東証プライム上場企業「LIFULL」が運営をしているカタログ一括請求サービスです。厳しい審査を通過した全国の優良住宅メーカーからカタログを取り寄せることが可能です。特にローコスト住宅に強いため、ローコスト住宅でマイホームを検討している人に非常におすすめです。 不動産のポータルサイトとしておそらく全国で最も知名度のあるSUUMOが運営しています。全国各地の工務店とのネットワークも豊富。住宅の専門家との相談をすることが可能で、住宅メーカー選びのみならず、家づくりの初歩的な質問から始めることが可能です。「何から始めたら良いのかわからない」と言う人はSUUMOに相談することがおすすめです。 上場企業でもあるNTTデータが運営しているサービスです。大手ということもあり、信頼も厚いのが特徴です。全国各地の大手ハウスメーカーを中心にカタログを取り寄せることができます。また、理想の家づくりプランを作ってもらえるのも嬉しいポイントです。 |
上記の3サイトはどれも完全無料で利用できる上、日本を代表する大手企業が運営しているため、安心して利用することができます。
また、厳しい審査基準で問題のある企業を事前に弾いているため、悪質な住宅メーカーに依頼してしまうというリスクを避けることも可能です。
正直言って、こちらの3サイトならどれを利用しても間違いはないでしょう。
また、どれを利用するか迷ったら、
- ローコスト住宅メーカーや大手ハウスメーカーを検討中:LIFULL HOME'Sでカタログ請求
- 工務店をメインで検討中:SUUMOカウンターで相談
- 資金計画や土地探しも相談したい:家づくりのとびら
というふうに使い分けてみるのもおすすめです。
そのほかに、SUUMOも無料カタログの一括請求サービスを提供しています。
こちらも無料なので、ぜひ利用してみることをおすすめします。
もちろんどのサービスも無料なため、全て活用してみるのもおすすめです。
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家づくりで後悔しないために、これらのサービスをうまく活用しながら、ぜひあなたの理想を叶えてくれる住宅メーカーを見つけてみてください!
それでは本文に入っていきましょう!
久留米市で人気のおすすめ工務店を厳選
久留米市には、全国展開のハウスメーカーとは一味違う、地域に根ざした家づくりを行う工務店が数多く存在します。
ここでは、久留米エリアで特に評価の高い実力派工務店を紹介します。
株式会社ホームラボ
- 美しさ(デザイン): 同社には経験豊富な建築士が多数在籍しており、一棟一棟、施主のライフスタイルや敷地の特性を読み解きながら、洗練されたデザインを生み出します。シンプルながらも素材感や光の取り入れ方で魅せる、時を経ても色褪せない普遍的なデザインを得意としています。
- 心地よさ(性能): 久留米の気候を考慮し、高い断熱性・気密性を確保。UA値0.6以下、C値1.0以下を基準とし、パッシブデザインの考え方を取り入れて、夏は涼しく冬は暖かい、エネルギー効率の良い住まいを実現します。
- お金(コスト): 完全自由設計の「x-works」に加え、建築士が考案した複数のプランから自分好みにカスタマイズしていくセミオーダー住宅「h-base」も用意。設計コストを抑えつつ、デザイン性と性能を両立したコストパフォーマンスの高い家づくりを可能にしています。
こんな方におすすめ
- ありきたりの家ではなく、建築士によるデザイン性の高い住宅を建てたい方
- 性能やデザインは妥協したくないが、コストも意識した賢い家づくりがしたい方
- 長期的な視点で、資産価値の落ちない家を建てたい方
有限会社 早田工務店
早田工務店の家づくりは、完成後には見えなくなってしまう基礎や構造躯体、断熱施工といった部分にこそ、その真価が現れます。
代表自らが全ての現場に足を運び、自身の目で品質を厳しくチェック。
長年の経験で培った職人の確かな技術力で、家の土台となる部分を一切の妥協なく作り上げていきます。
この実直で丁寧な仕事ぶりが、何十年も安心して住み続けられる頑強な家を生み出しているのです。
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)基準をクリアする高気密・高断熱住宅の建築にも積極的に取り組み、伝統的な木造在来工法の持つ設計の自由度や木の心地よさと、現代に求められる省エネ性能・耐震性能を高いレベルで両立させています。
こんな方におすすめ
- 流行のデザインよりも、家の基本性能や構造の確かさを最優先したい方
- 社長や職人と直接対話しながら、顔の見える安心感のある家づくりを進めたい方
- 地元のことを知り尽くした、経験豊富な工務店に任せたい方
株式会社 駅前工務店
- 平均坪単価: 55万~70万円
年間100棟以上という久留米エリアトップクラスの建築実績が、同社のコストパフォーマンスを支えています。
建材や住宅設備を大量に一括仕入れすることで、一棟あたりのコストを大幅に削減。
そのスケールメリットを価格に還元することで、「高品質な家を、適正価格で」提供することを可能にしています。
また、注文住宅と建売住宅のノウハウを活かした規格住宅プランも用意されており、コストを抑えながらも満足度の高い家づくりを実現します。
標準仕様で採用する国産無垢材「緑の柱」は、耐久性と安全性を両立した画期的な構造材です。
人体に無害な薬剤(ACQ)を加圧注入処理することで、木材の内部まで防腐・防蟻成分を浸透させ、シロアリや腐朽菌から家を長期間守ります。
この処理により、新築時の耐震性能を劣化させることなく、長く安心して暮らせる住まいを実現。
無垢材ならではの調湿効果や温かみはそのままに、メンテナンスの手間を軽減できるのが大きなメリットです。
こんな方におすすめ
- 1,000万円台からなど、無理のない予算で質の高い注文住宅を建てたい方
- 無垢材など自然素材の家に憧れがあるが、価格で諦めていた方
- 豊富な実績と多くの施主から支持されている、安心感のある会社を選びたい方
株式会社ハウジング・カフェ
ハウジング・カフェの家は、まるで森の中にいるような清々しい空気に満ちています。
その秘密は、床に使う無垢材や、壁に採用する塗り壁(漆喰・珪藻土)といった本物の自然素材です。
これらの素材は、室内の湿度を快適に保つ調湿効果や、生活臭を分解する消臭効果があり、アレルギーやシックハウス症候群のリスクを低減します。
化学物質を極力使わない、家族の健康を第一に考えた家づくりが最大の魅力です。
自然素材の家は高価になりがちですが、同社は独自の工夫で価格を抑えています。
建材を中間業者を介さずに直接仕入れるルートを確立し、中間マージンをカット。
また、標準で採用する窓は断熱性の高い「樹脂サッシ」、断熱材にはNASAの宇宙技術を応用した遮熱材「リフレクティックス」を使用するなど、ローコストながら高い住宅性能を確保しています。
自然素材の心地よさと、夏涼しく冬暖かい快適性を、手の届く価格で実現できるのが人気の理由です。
こんな方におすすめ
- アレルギーや化学物質過敏症など、家族の健康を第一に考えた家づくりがしたい方
- 無垢の床や塗り壁など、本物の自然素材の質感や心地よさを重視する方
- 性能や素材にはこだわりたいが、価格も重視したいコスト意識の高い方
匠建設株式会社
匠建設が提案するのは、単なる住むための箱ではなく、人生を豊かにするための「基地」としての家です。
愛車を眺めながら過ごせるビルトインガレージ、アウトドア用品のメンテナンスもできる広々とした土間リビング、仲間と集まって映画鑑賞ができるシアタールームなど、施主の「好き」を形にする提案力が魅力。
アメリカンスタイルや西海岸風のサーファーズハウスなど、ラップサイディングやカバードポーチを取り入れたデザイン性の高い外観も得意としています。
個性的なデザインだけでなく、住宅としての基本性能にも妥協はありません。
耐震性の高い構造躯体に、地震の揺れを吸収する制震ダンパーを組み合わせることで、震度7クラスの揺れを最大60%低減。繰り返す地震から家族と建物を守ります。
また、メンテナンスフリーの外壁材や屋根材を積極的に採用し、建てた後の維持管理コストを抑える工夫もされています。
自分たちのライフスタイルを表現した、世界に一つだけの家を建てたい方に最適なパートナーです。
こんな方におすすめ
- 車やバイク、アウトドアなど、趣味を家づくりの中心に考えたい方
- ありきたりのデザインではなく、個性的でデザイン性の高い家に住みたい方
- 遊び心のある間取りと、地震に強い安心性能を両立させたい方
その他久留米市でおすすめの工務店
- 昭和建設: 「家族だんらんの家」で知られ、長期優良住宅基準を満たす高性能な自由設計住宅を1000万円台から提供。圧倒的なコストパフォーマンスで人気の地元密着型ビルダー。
- 悠悠ホーム: 「外断熱工法」と、室内の空気をきれいにする独自技術「サクラテクノロジー」で、家族の健康を追求。モデルハウスでの宿泊体験も可能で、その性能を肌で感じることができます。
- 斉藤工務店: 建築家とタッグを組み、デザイン性の高い注文住宅を手掛ける。特に平屋をベースにした暮らしやすい間取りと、北欧風やカフェ風といった洗練されたデザイン提案に定評があります。
- 智建ホーム: 「命を守る家」を掲げ、災害に強いツーバイフォー工法と外断熱を採用。標準仕様の「お家まるごと漆喰」は、調湿性や抗ウイルス効果も期待できる健康建材です。
- 健康住宅: その名の通り「健康」へのこだわりが強く、W断熱による高気密高断熱、制震技術「MIRAIE」、家中すべての蛇口から浄水が出る「SAWAWA」など、先進技術を積極的に導入しています。
- 福岡工務店: 福岡の気候風土に特化した家づくりを追求し、全棟で気密測定を実施するなど、性能を数値で保証。福岡で最も快適な暮らしを実現するための設計・品質・性能にこだわります。
- リバティーホーム ココチヨイ家: デザイン、性能、価格のバランスを重視し、「大満足の家づくり」をサポート。経験豊富なプロが、コストを抑えながらも施主の理想を形にする自由設計を提案します。
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注文住宅を建てるまでのステップと費用計画
注文住宅は、完成された建物を購入する分譲住宅とは異なり、ゼロから自分たちの手で創り上げていくプロセスそのものを楽しむことができます。
しかし、その自由度の高さゆえに、何から手をつければ良いのか分からず、不安を感じる方も少なくありません。
ここでは、家づくりの具体的なステップと、後悔しないための費用計画の立て方を掘り下げて解説します。
注文住宅を建てる9ステップ
理想の家づくりは、闇雲に進めても成功しません。
情報収集から契約まで、各フェーズでやるべきことを明確にし、計画的に進めることが重要です。
ステップ1:情報収集
まずは、どんな家に住みたいのか、どんな暮らしがしたいのか、家族の夢や希望を自由に語り合いましょう。
InstagramやPinterest、RoomClipといったSNSで「#注文住宅」「#〇〇(好きなテイスト)の家」などと検索すれば、膨大な実例写真からインスピレーションを得られます。
気になった写真やアイデアはスクリーンショットを撮り、「家づくりノート」や専用フォルダにまとめていくのがおすすめです。
この段階では、「性能」「間取り」「デザイン」「資金」といったテーマごとに情報を集め、自分たちの価値観を明確にしていく作業が重要になります。
ステップ2:一括カタログ請求
ある程度イメージが固まってきたら、LIFULL HOME’Sなどの一括請求サイトを活用し、気になるハウスメーカーや工務店のカタログをまとめて取り寄せましょう。
一社ずつ問い合わせる手間が省け、効率的に比較検討ができます。
カタログを見る際は、デザインの好みだけでなく、その会社の家づくりに対する「コンセプト」や「哲学」、標準仕様で採用されている断熱材や窓の種類、そして保証・アフターサービスの内容までしっかりと読み込むことが、後々の会社選びの重要な判断材料となります。
ステップ3:総合住宅展示場を見学
カタログだけでは分からない、空間の広がりや素材の質感、空気感を肌で感じるために、住宅展示場のモデルハウス見学は非常に有効です。
ただし、注意点もあります。
モデルハウスは、オプション満載の豪華な仕様になっていることがほとんどです。
「このままの家が建つ」と考えるのではなく、あくまで「この会社が実現できる最高のレベル」を把握するための場と捉えましょう。
広さの感覚(LDK20畳はどれくらいか等)を掴んだり、営業担当者の人柄や知識レベルを見極めたりする目的で訪れるのが賢い活用法です。
ステップ4:条件整理
家づくりで最も重要なのが、予算と要望のバランスを取ることです。
まずは、自己資金はいくら用意できるか、親からの資金援助は期待できるか、そして住宅ローンはいくら借りられそうか(金融機関のWebサイトで簡易審査が可能)を把握し、「家づくりにかけられる総予算」を明確にします。
次に、家族で話し合い、「絶対に譲れない条件(Must)」「できれば叶えたい要望(Want)」をリストアップし、優先順位をつけましょう。
この作業を丁寧に行うことで、後の打ち合わせで迷走することなく、スムーズに意思決定ができます。
ステップ5:具体的な間取りプランと見積もりを取り寄せる
整理した条件(総予算、要望リスト、土地の情報など)を基に、候補となる3~5社程度に具体的なプラン作成と見積もりを依頼します。
この時、「ライフルホームズ」のようなサービスを利用すれば、複数の会社からオリジナルの間取りプランと資金計画を無料で提案してもらえ、比較検討が非常にしやすくなります。
提出されたプランからは各社の設計力や提案力が、見積もりからは価格設定や誠実さが透けて見えます。
この段階で、自分たちと相性の良い会社が自然と見えてくるはずです。
ステップ6:条件に合う住宅会社を絞り込み調査をする
取り寄せたプランと見積もりを比較し、候補を2~3社に絞り込みます。
ここからは、より深くその会社を知るための調査が必要です。
実際にその会社が建てた家の「完成見学会」に参加したり、可能であればOB施主を紹介してもらって住み心地や会社の対応について生の声を聞いたりするのが最も効果的です。
会社の財務状況や評判なども改めて確認し、安心して任せられる会社かを見極めます。
ステップ7:絞った会社の担当者と打ち合わせをする
候補の会社と、より詳細な打ち合わせを重ねます。
間取りの微調整から、床材や壁紙、キッチンやお風呂の仕様、コンセントの位置に至るまで、決めるべきことは山のようにあります。
この打ち合わせでは、必ず議事録を作成し、お互いの認識にズレがないかを確認しながら進めることがトラブル防止の鍵となります。
ステップ8:1社に絞る
全ての打ち合わせ内容を反映した最終プランと最終見積もりを各社から受け取り、比較検討します。
プランの満足度、総額費用、仕様・設備のグレード、保証内容、そして何よりも「この担当者と最後まで一緒に家づくりをしたいか」という信頼関係を総合的に判断し、運命の1社を決定します。
ステップ9:契約
契約前には、工事請負契約書、設計図書、見積書、約款のすべてに隅々まで目を通し、少しでも疑問があれば必ず解消してから署名・捺印します。
契約後の仕様変更は、高額な追加費用が発生するケースがほとんどです。
この契約をもって、いよいよ夢のマイホームづくりが本格的にスタートします。
坪単価の基本と注意点
住宅会社の広告でよく目にする「坪単価」は、一見すると価格を比較するのに便利な指標に思えますが、その数字だけを鵜呑みにするのは非常に危険です。
坪単価のカラクリを正しく理解し、惑わされないための知識を身につけましょう。
坪単価は「建物の本体価格 ÷ 面積(坪)」で算出されますが、この「面積」の定義が会社によって異なります。
- 延床面積: 建築基準法で定められた、各階の床面積の合計。バルコニーや玄関ポーチ、ロフトなどは含まれません。
- 施工面積: 延床面積に加え、バルコニーや玄関ポーチなど、実際に工事を行った面積を含みます。一般的に延床面積より10~15%ほど広くなります。
例えば、本体価格2,800万円、延床面積35坪、施工面積40坪の家の場合、
- 延床面積で計算:2,800万円 ÷ 35坪 = 坪単価80万円
- 施工面積で計算:2,800万円 ÷ 40坪 = 坪単価70万円
となり、同じ建物でも坪単価に10万円もの差が生まれます。
施工面積で計算した方が坪単価は安く見えるため、多くの会社がこちらを採用しています。
見積もりを比較する際は、必ず「どの面積で計算された坪単価ですか?」と確認することが鉄則です。
さらに、坪単価は建物の大きさや形状によっても変動します。
- 建物の大きさ: キッチンやバスルームなどの設備費用は、家の大小にかかわらず一定額かかります。そのため、面積の小さい家ほど、総額に占める設備費の割合が大きくなり、結果的に坪単価は高くなる傾向があります。
- 建物の形状: 凹凸の多い複雑な形状の家は、外壁や屋根の面積が増え、工事の手間もかかるため坪単価は上がります。最もコスト効率が良いのは、凹凸の少ないシンプルな総二階建て(1階と2階がほぼ同じ面積)の家です。
結論として、広告に書かれている「坪単価〇〇万円~」という数字は、あくまで最もシンプルな形状で最小限の仕様にした場合の価格であることがほとんどです。
坪単価は参考程度に留め、必ず自分たちの要望を反映した「見積もり総額」で比較検討しましょう。
坪単価以外にかかる費用
注文住宅の費用は、大きく分けて「本体工事費」「付帯工事費」「諸経費」の3つで構成されます。
広告などで目にする坪単価は、このうちの「本体工事費」のみを指している場合がほとんどです。
資金計画で失敗しないためには、費用の全体像を正しく把握することが不可欠です。
一般的に、総費用のうち本体工事費が約70%、付帯工事費が約20%、諸経費が約10%を占めると言われています。
付帯工事費
建物本体を建てる以外に必要な工事費用で、土地の状況によって大きく変動します。
- 地盤調査・改良工事費(約50~200万円): 土地の強度を調査し、軟弱な場合は地盤を補強する工事。必須ではありませんが、安全な家を建てるためには不可欠です。
- 外構工事費(約100~300万円): 駐車場、門、フェンス、庭、アプローチなど、建物の外回りの工事。どこまでこだわるかで費用は大きく変わります。
- 給排水・ガス引込工事費(約50~100万円): 敷地内に水道管やガス管を引き込む工事。前面道路からの距離などで費用が変動します。
- その他: 照明器具、カーテン、エアコンの購入・設置費、テレビアンテナ工事費など、見落としがちですが数十万円単位で必要になります。
諸経費
工事費用以外に発生する、手続き上の費用や税金などです。
- 税金関連: 土地や建物の売買契約書に貼る「印紙税」、不動産を取得した際にかかる「不動産取得税」、登記の際に必要な「登録免許税」など。
- ローン関連: 住宅ローンを組む際の事務手数料や保証料、団体信用生命保険料など。
- 登記費用: 土地や建物の所有権を登記する際に司法書士に支払う報酬。
- 保険料: 火災保険や地震保険の費用。
- その他: 建築確認申請費用、地鎮祭や上棟式の費用、引っ越し代、仮住まい費用など。
これらの費用を考慮すると、最終的な総額は、本体価格の1.2~1.3倍になると想定しておく必要があります。
坪単価を安く抑える方法
予算内で理想の家を実現するためには、コストをかける部分と抑える部分にメリハリをつける「コストコントロール」の視点が重要です。
ただし、家の安全性や快適性に直結する基本性能を削るのは絶対に避けましょう。
設計の工夫でコストを抑える
- 総二階建てにする: 1階と2階の面積をほぼ同じにすることで、基礎や屋根の面積が最小限になり、コスト効率が最も良くなります。
- シンプルな形状にする: 建物の形を凹凸の少ない正方形や長方形に近づけることで、外壁面積や工事の手間が減り、コストダウンに繋がります。
- 屋根の形をシンプルにする: 複雑な形状の屋根は避け、シンプルな切妻屋根や片流れ屋根を選びましょう。
仕様・設備にメリハリをつける
- こだわりポイントを絞る: 「キッチンだけはハイグレードなものにしたい」「リビングの床だけは無垢材にしたい」など、こだわりたい部分に予算を集中させ、他の部分は標準仕様にする。
- 標準仕様を活かす: 住宅会社が設定している標準仕様は、大量仕入れによりコストが抑えられています。標準仕様の中から好みのものを選ぶのが最もコストパフォーマンスが高い選択です。
間取りの工夫でコストを抑える
- 間仕切りを減らす: 子供部屋を将来的に2つに分けられるように、最初は大きな一部屋にしておくなど、壁やドアの数を減らすとコストを削減できます。
- 水回りを集約する: キッチン、浴室、洗面、トイレなどを一箇所にまとめると、給排水の配管が短くなり、工事費と将来のメンテナンス費を抑えられます。
活用したい補助金・制度
国や自治体は、省エネ性能の高い住宅や、子育てしやすい住宅の普及を後押しするため、様々な補助金や優遇制度を用意しています。
子育てエコホーム支援事業
エネルギー価格高騰の影響を受けやすい子育て世帯や若者夫婦世帯を対象に、高い省エネ性能を持つ新築住宅の取得を支援する制度です。
2025年も同様の趣旨で「子育てグリーン住宅支援事業」などの後継事業が実施される可能性が高いです。
- 対象: 18歳未満の子を有する世帯、または夫婦いずれかが39歳以下の世帯。
- 補助額: 長期優良住宅の場合は100万円/戸、ZEH住宅の場合は80万円/戸など、住宅の性能に応じて補助額が設定されます。
- 注意点: 申請は建築事業者が行います。予算が上限に達すると期間内でも締め切られるため、早めの計画が肝心です。
ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)補助金
「断熱性能の向上」「省エネ設備の導入」「太陽光発電などによるエネルギー創造」の3つの要素を満たし、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロ以下にすることを目指すZEH住宅を新築する場合に交付される補助金です。
複数の事業があり、性能に応じて補助額が異なります。
住宅ローン減税(控除)
住宅ローンを利用して住宅を取得した場合、年末のローン残高の0.7%が、最大13年間(新築の場合)にわたって所得税や住民税から控除される制度です。
2025年末までに入居した場合も適用される予定です。
これらの補助金は、併用できるものとできないものがあります。
どの制度を利用するのが最もメリットが大きいか、住宅会社の担当者とよく相談しながら、計画的に活用していきましょう。
\家づくりで「何から始めたらわからない」と感じるあなたへ/
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まとめ
この記事では、久留米市で信頼できる住宅会社の選び方、具体的な建築ステップ、そして費用計画まで、理想の家づくりを実現するための知識を解説しました。
人生最大の買い物で後悔しないために最も重要なのは、焦らず、複数の会社を多角的な視点で徹底的に比較検討することです。
まずは家族で理想の暮らしをイメージし、一括資料請求サイトで具体的なプランを手に入れることから始めてみてください。
この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
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