まごころ介護のお役立ち動画コラム
MAGOCORO MOVIE COLUMN
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超!わかる 介護施設シリーズ
あなたは「孤独」を感じることはありますか?~孤独に陥る原因と解決策とは~
現代社会が抱える「孤立・孤独」問題。
こうした社会変化を踏まえ、「孤独・孤立に悩む人を誰ひとり取り残さない社会」を目指した『孤独・孤立対策推進法』が2024年4月1日に施行されました。
今回は、孤独を抱えている方、身近に孤立した人がいる方に、孤独に陥ってしまう原因と解決策についてお伝えします。
内閣府が行った「孤独・孤立の実態把握に関する全国調査 令和5年」の調査結果※1では、「あなたはどの程度『孤独である』と感じることがありますか」の質問に対して、約4割が「ある」と回答しました。
「孤独」を感じるのは特別なことではないのです。
孤独感を年齢階級別にみると、「しばしばある・常にある」と回答した人の割合は、20歳代から50歳代で高くなっています。
一方、「たまにある・時々ある」を含めると、どの年代も孤独を感じていることが分かりました。
※1)人々のつながりに関する基礎調査(令和5年)内閣官房孤独・孤立対策担当室 令和6年3月 ※有効回答者:11,141人
人が孤立に陥る原因はさまざまですが、下記の3つが原因となることが多くあります。
このほかに、コロナウイルスによる影響や独身一人世帯の増加、高齢化なども原因の一つだと考えられています。
「家族から虐げられ、孤立している」「終わりの見えない介護に孤立して闘っている」「実家で親が孤独死してしまった」など、孤独に陥る原因は人によってさまざまです。
「孤独」に直面した時に重要なのは、「孤独と向き合うこと」です。
例えば、知っている人が孤独死をしてしまった場合、「なぜ気付けなかったのか」と人は自分や他人を責めがちです。
「孤独」を感じてしまった時は、自分自身を否定しないでください。
いったん立ち止まって、これからできることを考えてみましょう。
また、孤独を感じている人や孤立してしまっている人に対して、私たちができることは「その人を否定しない」ことです。
「何気ない否定が、人を孤独に追い込んでしまう」と想像力を働かせ、「自分の選択と行動が、孤立を防ぐ一役を買っている」といった意識を持つことがが大切です。
「他人を否定する」「自己否定する」。つい、行ってしまう、このネガティブな考えが自分自身、あるいは誰かの「孤独・孤立」を引き起こしてしまう可能性があります。そんなときは深呼吸をして心を落ち着かせましょう。
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\ 福祉の福ちゃんが講師を務める「介護・福祉セミナー」を開催しています /
監修
福井寛之(ふくい ひろゆき)
社会福祉士・介護福祉士・介護支援専門員(ケアマネージャー)
You Tuber 福祉の福ちゃん
経歴:特別養護老人ホーム、デイサービスで7年の介護経験。
在宅介護支援センター、地域包括支援センターで14年経験、センター長として勤務。
小学校、中学校の授業を通して認知症講座を開催。
在宅福祉の相談に数多く関わってきた経験から、また、認知症の祖父母を在宅で介護、看取りを行った経験から様々な講演を開催。
公開日:2024年9月30日 更新日:2024年10月22日
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