老人ホーム施設への紹介事例
INTRODUCTORY CASE
~老人ホーム施設への入居までの実際の紹介事例をご紹介いたします~
相談者
ケアマネジャー様からご相談
入居者様の情報
年齢 | 性別 | 要介護度 | 症状 | 都道府県 |
---|---|---|---|---|
80代後半 | 女性 | 要介護1 | 認知症あり | 東京都 |
相談内容
散歩好きなZ様はある日、ケガをして帰宅されたが、ご本人は覚えていない模様。
ヘルパーがいない時間帯は食べていないのか、瘦せており、薬も服用したか分からない状態。 娘様は都内で暮らすZ様のもとに群馬からお越しになっている。 これ以上増やすことは難しいので群馬で施設を探してほしい。加藤)今回は独居の方についてのご相談ですね。
辰村相談員)居宅のケアマネジャー様より、認知症で独居のZ様について相談がありました。散歩が大好きで、毎日のように自宅付近をウォーキングしていました。しかし、ある日、頭にけがをして帰宅されました。しかしZ様は転倒したのか、何かに当たったのか全く覚えていらっしゃいませんでした。また、食欲がないのか、日に日に痩せていき、薬も飲んだか否か分からなくなっていたそうです。
そのため、ヘルパーの訪問回数を増やすなどしていましたが、年末年始で手薄になった際に、さらに痩せてしまいました。娘様は、群馬から都内のZ様のもとにしばしば訪問されていましたが、これ以上頻繁に来るのは難しく、人の目がある老人ホームを早く探したいとのことでした。
加藤)なるほど、そのような状況でしたら施設は今すぐにでもご案内したい方ですね。
辰村相談員)しかし、Z様は施設入居を拒否していました。これまで一度、小規模多機能型居宅介護で宿泊サービスを利用した際に、暇だと感じたそうで、その印象が強く残っておられるようでした。しかし、施設探しをしている最中にも、またもやケガをされ、圧迫骨折をしていることが判明しました。施設入居を拒んでいたZ様も、状況を把握してくださるようになり、娘様の近くである群馬なら良いとおっしゃり、群馬県内の施設探しを行うことになりました。
Z様のこれまでの生活は、月6万円ほどの年金で生活保護を受給せずにお過ごしでした。貯金も尽きたため、生活保護を受給してもらいました。
加藤)そうですか、生活保護を受けることを「申し訳ない」「使っちゃいけないもの」と考える方もいらっしゃいますからね。
辰村相談員)普段は一都三県の施設探しをすることが多いため、遠方である群馬県での施設探しは、電話応対の良さが鍵となって選択することにしました。さまざまな施設に当たった結果、候補が3箇所に絞られました。その後、ケアマネジャー様、娘様とお話しして、住宅型有料老人ホームと、サ高住の2施設を見学することが決まりました。見学当日、Z様、娘様、私の3人で車で片道2時間ほど掛けて群馬県に到着しました。
加藤)車でご案内されたのですね。
辰村相談員)住宅型のほうは、16床とこじんまりとしていて、面会や外出可能など自由度が高い施設でした。一方、サ高住は46床と前者より規模が大きい施設で、玄関のガラス越しでの面会対応と、前者に比べて厳しい制限を設けていました。どちらも対応は良く、甲乙つけがたい施設ではありましたが、娘様と外でランチをしたり、面会したりできる住宅型に決定されました。
加藤)それは良かったですね!
辰村相談員)はい、その後、弟様から「妻と暮らす自宅マンションを売却して、その費用で老人ホームに入居できないか」と相談がありました。売却について、名刺に「宅地建物取引士」の資格を書いていたのを覚えていてくださったようです。
加藤)それは素晴らしいですね!
辰村相談員)その後、ご自宅の退去や、引っ越しなどの役所の手続きややり取りにご対応して、無事に住宅型有料老人ホームに入居されました。入居されて間もないですが、食事もきちんと摂られているとのことで安心しました。その後、施設に連絡したところ、Z様は自らスタッフの髪を結ったり、洗濯物をたたんだりしてホームでの生活に馴染んでおられるようです。現役時代、美容室で着付けなどされていたようですが、それを思い出されたのでしょう。楽しくお過ごしで安心しています。引き続きまたヒアリングしながらご様子を伺っていく次第です。
加藤)素晴らしいですね!引き続き、応援しています。本日はありがとうございました。
取材・記事:加藤有里子 https://okiruy.com/
okiruy(オキルイ) 2021年設立:ライター、広報支援
経歴:有料老人ホーム運営会社にて広報・マーケティングを行った後、ヘルパーを経験。
亀岡大郎取材班グループ「全国賃貸住宅新聞社」にて取材および取材・広告営業、
「展示会 賃貸住宅フェア」の一切(企画・運営・講演・営業)に携わり大阪支社長代理として
従事。その後、広報支援を行うokiruyを立ち上げる。
辰村直美ワントップパートナー日本橋店
ケアマネジャーや病院内のソーシャルワーカーからご相談いただくことがほとんどですが、お困りごとに対応し、お力添えができればと思い、日々動いています。
施設探しで条件的に厳しい場合もありますが、良いと思える施設が見つかるまで徹底的に探しています。入居される方がどのような生活をしたいのか、その施設がその方に合うかどうかに重きを置いて、ご紹介できるように取り組んでいます。
老人ホーム紹介を手掛ける中で、宅建士については取得した資格を載せておこうくらいの気持ちで名刺に記載しましたが、「利用者の自宅の件で相談したい」などご対応させていただく機会が増えています。施設紹介も、ご自宅などのご相談も、お一つおひとつ全力で対応して参ります。
公開日:2023年3月27日 更新日:2024年5月24日
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