老人ホーム施設への紹介事例
INTRODUCTORY CASE
~老人ホーム施設への入居までの実際の紹介事例をご紹介いたします~
相談者
ソーシャルワーカーから相談
入居者様の情報
年齢 | 性別 | 要介護度 | 症状 | 都道府県 |
---|---|---|---|---|
80代前半 | 男性 | 区変申請中 | 末期がん | 愛知県 |
相談内容
がんが進行し、入院したZ様。24時間看護師が常駐する老人ホームを探したい
今回は、末期がんで体調が悪化し救急搬送された80代男性について、ソーシャルワーカーからご相談を受けた事例のご紹介です。
愛知県内で独居生活を送っているZ様。居宅介護サービスを利用していますが、末期がんで体調が悪化し、救急搬送後に入院しました。
進行に伴って症状は悪化。食欲がなくなり、病床でずっと寝ている日もありました。
退院期日が近づきましたが、このまま自宅で生活することは難しいため、ナーシングホームを探してもらえないかと病院のソーシャルワーカーから当ワントップパートナー日進店に連絡が入りました。
Z様はナーシングホームに関して、下記の3点を希望されました。
①24時間看護師が常駐していること
②看取りケアをしてくれること
③介護保険料や消耗品代なども全て含んで月額13万円以内で入居できること
これらの条件で老人ホームを探すとともに、Z様のご家族について調べると、弟様がいらっしゃることが分かりましたが、長年疎遠となっていました。
そんなZ様は、お元気なうちに終活に関するチャート図を作成されていました。
チャート図には、葬儀はA社、お墓はB寺、遺品整理はC社などと記載されていましたが、契約しているか、お支払い済みなのかどうかはすぐに判断できませんでした。
何度か病室に出向き、聞き取り調査をしましたが、体調によって発声が不明瞭なことが多く、難航しました。その中で「よろず屋のX」という存在がおられ、Z様が一番信頼している人であることが判明しました。
Z様の保険の受け取りもX様になっているとご本人からお聞きしたので、まずX様に状況を連絡しました。救急搬送だったためZ様のご入院をご存じではありませんでしたが、事情を話すと身元保証人にもなってくださるとのことでした。
お住まいの賃貸住宅も借りたままだったので、病室から管理会社に連絡をして、ご本人とも話してもらい解約手続きを行ったり、チャート図に書かれたお寺などとの契約内容を一つ一つ照会していくことに時間を要したりしましたが、なんとかZ様にもお伝えすることができました。
ご希望が月額13万円以内と費用面が厳しく、老人ホーム探しは難航するかと感じていましたが、あきらめずに問い合わせを繰り返したところナーシングの住宅型有料老人ホームが見付かりました。
金額面の相談にも乗ってくださり、月額を予算内にしてくださいました。また、連絡したときは満室でしたが、部屋の調整を行っていただき、入居を進めることができました。
最短で受け入れ準備をしていただきご入居されましたが、その1週間後、体調悪化でご逝去されました。
ただ、「入浴することもできたし、看護師さんが明るく声掛けしてくれて、ここに来て良かった」とスタッフにおっしゃったようで、穏やかに最期を迎えることができたとお聞きしています。
短い時間でしたが、Z様と関われるお時間をいただけたことに感謝しております。
取材/記事
加藤 有里子
経歴:有料老人ホーム運営会社にて広報・マーケティングを行った後、ヘルパーを経験。亀岡大郎取材班グループ「全国賃貸住宅新聞社」にて取材および取材・広告営業、「展示会 賃貸住宅フェア」の一切(企画・運営・講演・営業)に携わり大阪支社長代理として従事。その後、広報支援を行うokiruyを立ち上げる。
okiruy(オキルイ) https://okiruy.com
2021年設立:ライター、広報支援
渡辺 一矢ワントップパートナー日進店
ご本人、ご相談者の気持ちに寄り添って、一緒に悩み、問題を解決していくよう心掛けています。
我々はケアマネや病院のソーシャルワーカー、施設との間に立つ歯車のような役割であるため、報連相が非常に重要だと感じています。そのため、余分かもしれない事柄においてもお伝えして安心してもらえるよう連携を図っています。
老人ホーム紹介を本格的に始めたのは2024年4月からで、まだ新参者ではありますが、リピーターとして何度も相談してくださるケースが増えてきました。
今後も「お願いして良かった」と思っていただけるよう全力で務めて参ります。
公開日:2024年11月29日 更新日:2024年12月4日
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