老人ホーム施設への紹介事例
INTRODUCTORY CASE
~老人ホーム施設への入居までの実際の紹介事例をご紹介いたします~
相談者
ソーシャルワーカーから相談
入居者様の情報
年齢 | 性別 | 要介護度 | 症状 | 都道府県 |
---|---|---|---|---|
80代前半 | 男性 | 要介護1 | アルコール性肝硬変 | 神奈川県 |
相談内容
アルコール性肝硬変で入院したが、退院するため老人ホームを探したい
今回は、アルコール性肝硬変と診断され入院となった80代男性について、ソーシャルワーカーからご相談を受けた事例のご紹介です。
横浜市内で妻、息子と3人で暮らしているX様は自宅で腹痛を訴え、近くの病院に入院しました。アルコール性肝硬変と診断されたものの、自宅での生活は問題ないため退院を求められました。
ただ、腹水が溜まっているため、3週間に一度、病院で腹水を体外に排出する腹水穿刺吸引をしてもらわなければなりません。
病院のソーシャルワーカーはご家族に在宅ケアをお勧めしましたが、ご家族、特にX様の妻から老人ホームを探したいと強い要望があり、当ワントップパートナー横浜本郷台店に相談が寄せられました。
老人ホームに対しては下記の3点を希望されました。
①月額15万円~16万円までで生活できること
②3週間に一度通院できること
③リハビリ以外は車椅子を利用しているため車椅子でも生活しやすいこと
横浜市内や近郊では、ご希望の金額で入居できる施設は少ないですが、X様の妻から老人ホームに入居して欲しいという強いご要望もありましたので、良いと思える施設を徹底的に探し、妻、息子様と見学に参りました。
そこは、自宅から車で1時間~1時間半ほど掛かりますが、予算内で生活できる市外の住宅型有料老人ホームでした。
しかし、「やはり車で30分で通える場所が良い」と距離があることなどを理由にご提案した老人ホームは見合わせとなりました。
同時に、息子様は老人ホーム検索サイトをご覧になっており「近くて安いホームがたくさんヒットした」と逆提案を受けたため、一つ一つ見ていくと、介護保険の自己負担額を計算していなかったり、前払い金を支払ったプランをご覧になっていたり、空き室がなかったりと該当する施設はありませんでした。
退院が迫る中、ソーシャルワーカーとご家族、私との三者会議が開かれ、退院期日が決められました。
もう一度ご家族と話を詰めて、距離を優先に月額費用を16万円までというご希望から17万円に上げてもらい、再度お探ししたところ、住宅型有料老人ホームが見付かり、ご家族も見学されて納得してくださったため、そこに入居が決まりました。
X様は入居されてから3週間ほど経ちますが、落ち着いてお過ごしです。
ご家族様には要介護3になったら特養に入所申し込みされるようアドバイスをさせていただき「色々助かった」とお褒めの言葉をいただきました。
一時期は難航しましたが、X様ご本人が快適に暮らすことができ、ご家族にとっても納得のいくご提案ができて一安心しました。
入居からまだ間もなく、通院のこともありますのでお顔を拝見できたらと思っています。
取材/記事
加藤 有里子
経歴:有料老人ホーム運営会社にて広報・マーケティングを行った後、ヘルパーを経験。亀岡大郎取材班グループ「全国賃貸住宅新聞社」にて取材および取材・広告営業、「展示会 賃貸住宅フェア」の一切(企画・運営・講演・営業)に携わり大阪支社長代理として従事。その後、広報支援を行うokiruyを立ち上げる。
okiruy(オキルイ) https://okiruy.com
2021年設立:ライター、広報支援
蒲澤(がまさわ) 宏太ワントップパートナー横浜本郷台店
老人ホームに入居していただくことが目的ではなく、その方が快適にお過ごしいただけるかどうかを最重点に置いています。
施設が終の棲み処と成り得る中、最後にお話しする人がスタッフとなることがしばしばあります。そのため、スタッフの対応や施設の雰囲気が、その方に合うかどうかを徹底的に見るようにしています。
次に、ソーシャルワーカーやケアマネ、地域包括の担当者などに1回のやり取りで状況を把握してもらえるよう務めています。
立ち上げたばかりですが、私が看護師、副代表が作業療法士の医療職という強みを生かしてお一人おひとりに合った生活をご提案できるよう、誠心誠意努めて参ります。
公開日:2024年11月7日 更新日:2024年11月11日
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