老人ホーム施設への紹介事例

INTRODUCTORY CASE

~老人ホーム施設への入居までの実際の紹介事例をご紹介いたします~

vol.44|~持病の間質性肺炎が悪化した70代女性~ 今後の生活に不安があるので老人ホームを探したい

施設紹介事例

相談者

ソーシャルワーカーから相談

入居者様の情報

年齢 性別 要介護度 症状 都道府県
70代前半 女性 要支援2 間質性肺炎 神奈川県

相談内容

間質性肺炎が悪化し、入院したZ様。ご本人の希望で老人ホームを探したい

ご対応内容

今回は、持病の間質性肺炎が悪化し、生活に不安を感じた70代女性について、ソーシャルワーカーからご相談を受けた事例のご紹介です。

持病が悪化したことで今後の生活に不安を感じ老人ホーム探し

横浜市内で夫、息子夫婦と二世帯で暮らしをしているZ様は、以前から患っていた間質性肺炎が悪化し、通院していた総合病院に入院しました。

症状は落ち着きましたが、今後の生活に不安を感じたZ様は老人ホームに入居したい旨を、ご家族や病院のソーシャルワーカーに相談され、ソーシャルワーカーから当ワントップパートナー横浜本郷台店に問い合わせをいただきました。

ちょうどその頃、区分変更で要支援2から要介護2になり、療養のため地域包括ケア病棟に転院されました。

老人ホーム入居に関して、ご希望の条件は、24時間看護師が常駐していることでした。

キーパーソンは同居している息子様でしたが、今回は娘様がメインとなって動かれ、「母をしっかり見てくれる施設を探したい」とご要望をおっしゃいました。

費用は月額50万円まででしたので、幅広い施設が対象となりました。

ベテランスタッフが多くレクリエーションが活発な施設を選択

元々、Z様は社交的だったようですが、持病の関係からレクリエーションなどが活発な施設に対して娘様は消極的でした。

しかし、Z様は年齢が74歳と若く、入居される期間が長くなるので、機能訓練がしっかりしている施設のほうが、これから先も元気にお過ごしになれるのではないかとご説明を差し上げると納得してくださいました。

条件にあてはまる介護付き有料老人ホームが5カ所見つかり、そこからさらに絞り込んで、2カ所を娘様、息子様と見学に参りました。

1カ所目は、5年以上勤めているベテランスタッフが多く、アットホームな雰囲気でレクリエーションにも力を入れている施設でした。

2カ所目は、厳かで高級感のある、ご自宅から近い施設でした。

どちらも手厚い介護・看護をしており、互角でしたが、Z様の性格を考えると前者に入居するほうが良いのではないかという方向性で話が進みました。

 

病院に鬱憤が溜まり退院、老人ホーム入居まで在宅ケアに

その最中のこと。Z様は転院先の病院に入院直後から不満を感じておられ、ついに積もった不満が爆発。すぐに退院したい旨をおっしゃいました。

入居に際して、どうしても面談や審査が必要なので、少なくとも2、3日は掛かります。

移動の負担を考えると病院から直接入居されるのを勧めますが、Z様、娘様とも「数日でも良いから一旦自宅に戻ってから老人ホームに移りたい」とご要望があり、精神的負担もあるので退院されることになりました。

自宅に戻られてからの在宅サービスのご提案や、ポータブルトイレのご用意などをサポートをさせていただき、ケアマネジャーにご説明を差し上げ、連携を図りました。

そして、施設のスタッフがご自宅に伺い面談が済みました。

家族会議後、入居予定のホームを見直しすることに

ところが、契約日が決まった矢先にまた一転。

家族会議をされたそうで、高級志向の老人ホームのほうが、自宅から徒歩で行ける場所に位置するので、Z様の夫が歩いていけるから運動になるのではないか。という話が持ち上がったそうです。

もちろん、契約前ですし将来快適に暮らすことができるなら、どちらもお勧めでしたので良いと感じます。ただ、「ご家族様が通いやすいのもとても大事ですが、ご本人であるZ様を最優先にされてはいかがでしょうか」と考える時間を再度取っていただきました。

結果、契約する予定だった施設への入居が決まりました。入られてから、1カ月ほどですが、ご様子について施設長に伺うと、始めは緊張されてたようですが、すぐに打ち解けられてレクリエーションにも参加されているとお聞きして安心しています。

ご家族様からも「自宅に戻った際もサポートしてくださり、ありがとうございます。ご提案いただいた施設にして良かったです」とのお言葉をいただきました。

紆余曲折ありましたが、Z様、ご家族様とも安心してもらうことができました。「入居してからが大事」なので、今後もご様子を見守っていきたいと思います。

取材/記事

加藤 有里子

経歴:有料老人ホーム運営会社にて広報・マーケティングを行った後、ヘルパーを経験。亀岡大郎取材班グループ「全国賃貸住宅新聞社」にて取材および取材・広告営業、「展示会 賃貸住宅フェア」の一切(企画・運営・講演・営業)に携わり大阪支社長代理として従事。その後、広報支援を行うokiruyを立ち上げる。

okiruy(オキルイ) https://okiruy.com
2021年設立:ライター、広報支援

紹介した相談員

蒲澤(がまさわ) 宏太

蒲澤(がまさわ) 宏太ワントップパートナー横浜本郷台店

老人ホームに入居していただくことが目的ではなく、その方が快適にお過ごしいただけるかどうかを最重点に置いています。

施設が終の棲み処と成り得る中、最後にお話しする人がスタッフとなることがしばしばあります。そのため、スタッフの対応や施設の雰囲気が、その方に合うかどうかを徹底的に見るようにしています。

次に、ソーシャルワーカーやケアマネ、地域包括の担当者などに1回のやり取りで状況を把握してもらえるよう務めています。

立ち上げたばかりですが、私が看護師、副代表が作業療法士の医療職という強みを生かしてお一人おひとりに合った生活をご提案できるよう、誠心誠意努めて参ります。

公開日:2024年11月7日 

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