老人ホーム施設への紹介事例
INTRODUCTORY CASE
~老人ホーム施設への入居までの実際の紹介事例をご紹介いたします~
相談者
地域包括支援センターから相談
入居者様の情報
年齢 | 性別 | 要介護度 | 症状 | 都道府県 |
---|---|---|---|---|
70代前半 | 男性 | 自立 | 認知症の疑いあり | 埼玉県 |
相談内容
介護認定は受けていないが、夫が認知症の疑いがあるので、老人ホームを探したい
今回は、奥様、息子様と同居されている70代男性について、地域包括支援センターからご相談を受けた事例のご紹介です。
「家庭内での様子がおかしい、認知症の可能性がある」と地域包括支援センターに相談したZ様の奥様。
Z様は介護認定を受けておらず、認知症の検査もしていませんでしたが、奥様は老人ホームを探したいとおっしゃったため、地域包括より、当ワントップパートナーねこの手店に問い合わせをいただきました。
埼玉県内のご自宅に伺い、奥様、同居する息子様と話をしたところ、どうやら奥様は、Z様と一緒に暮らしたくないために、認知症だと言っていることが判明しました。
Z様にも個別でお話ししたところ、奥様と別々に生活したいと考えており、老人ホームに移るのも構わないとおっしゃいました。
特段、条件はお出しになりませんでしたが、ヘビースモーカーであるため、もし喫煙できるのであれば嬉しいとのことでした。
また、現役でアルバイトをしていたり、一人で公衆トイレの清掃などボランティア活動をしていたりと足腰も丈夫で活動的なため、自由に過ごせるところであれば、どこでも良いとのことでした。
一方、奥様は、Z様の年金を満額使用するのではなく月額12万円までに抑えられる施設を探してほしいというご要望でした。
埼玉県内には該当する施設がなかったため、エリアを広げて群馬県にあるサ高住を見付けました。
見学には、中立的な立場にある息子様と当方で行くことになりました。ちょうどこのころ、Z様の介護保険の申請も終わり、要介護1と認定されました。
現地に到着し、館内外を見学しましたが、思っていた雰囲気と異なったため施設運営会社の代表にその旨をお伝えすると、「ここ以外に高齢者向けシェアハウスがあるので見ていかないか」と言われ、せっかくなので車を走らせました。
景色がどんどん田舎に変わっていく様子に、どこか懐かしさを感じながら息子様と向かっていると、畑の中に大きな一軒家が現れ、そこが、高齢者向けシェアハウスでした。
シェアハウスに伺うと、一軒家とはいえ、8人が暮らせる間取りで、入居者同士が縁側でおしゃべりをしていたり、庭で菜園をしていたりしていて、アットホームな雰囲気でした。
また、我々にも「こんにちは。どちらからお見えですか」とお声掛けしてくださるなど温かく出迎えてくれました。
近隣には訪問介護・看護事業所があり、もし万が一、ここで生活することが困難になった場合は、近隣にある、見学したサ高住とは別の施設に移ることができることも施設側の代表から息子様に説明がありました。
息子様は、「父親にとって、とても良い環境であり、母親のストレスもなくなる絶好の場所だ」と絶賛されました。期待はしていませんでしたが、室外であれば喫煙も可能ということで文句なしの結果となりました。
入居されて以降も奥様と時折、お電話していますが「ありがとうございます。感謝します」とのお言葉をいただきました。
一方、Z様は、野菜づくりに参加したり、入居者と談笑したりと楽しくお過ごしのようです。
家族関係を垣間見ましたが、双方の想いをヒアリングすることで良い選択肢を提供できたと感じています。
取材/記事
加藤 有里子
経歴:有料老人ホーム運営会社にて広報・マーケティングを行った後、ヘルパーを経験。亀岡大郎取材班グループ「全国賃貸住宅新聞社」にて取材および取材・広告営業、「展示会 賃貸住宅フェア」の一切(企画・運営・講演・営業)に携わり大阪支社長代理として従事。その後、広報支援を行うokiruyを立ち上げる。
okiruy(オキルイ) https://okiruy.com
2021年設立:ライター、広報支援
新井 隆広ワントップパートナーねこの手店
ご本人、キーパーソンの話をじっくりお聞きして、寄り添うように心掛けています。そうすることで対応事例に挙げたように、本音を聞き出すことができます。
当店では、老人ホーム紹介のほか、病院の付き添いや「父親がエアコンを消していないか見回りしてほしい」などちょっとしたご要望に応える生活支援を行っています。
年中無休で大変と感じることもありますが、喜んでいただくことが一番の励みとなっています。
これからも満足いただけるよう、邁進していきます。
公開日:2024年9月4日
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