老人ホーム施設への紹介事例
INTRODUCTORY CASE
~老人ホーム施設への入居までの実際の紹介事例をご紹介いたします~
相談者
ご主人さまからご相談。
入居者様の情報
年齢 | 性別 | 要介護度 | 症状 | 都道府県 |
---|---|---|---|---|
70代前半 | 女性 | 要介護5 | 認知症・たん吸引 | 神奈川県 |
相談内容
3年前に大腿骨を骨折して老健に入所した奥様。入所当時は要介護1、認知症は初期症状。
リハビリで回復を見込んで老健を選択したものの、徐々に認知症状が進行し、全介助レベルの要介護5に進行してしまった。 嚥下機能も低下し、ゼリー状の食事しか食べられない状態になる。 ご主人様は、今後、口から食べられなくなった場合のことを想定し、適切なケアが受けられる老人ホームに入居させたいと思い、ご相談。小野)今回はどのように対応されたのですか?
及川相談員)ご夫婦は二人暮らしで奥様が大腿骨を骨折したことから、ご主人様はリハビリで回復することを見込んで老健を選択して、奥様の入所を決めました。
その当時の介護度は要介護1で、認知症は初期症状だったそうです。しかし、予想以上に認知症状が進行してリハビリが思うようにできなくなり、手や足の関節も拘縮して曲がったままになってしまったそうです。
しかも嚥下機能が大幅に低下し、今は、ゼリー状の食事しか食べられません。
小野)そうなんですね。回復すると考えていたら悪化してしまったのですね。
及川相談員)そうなんです。入所から3年の間に要介護1から5まで介護度が上がってしまいました。
認知症の進行とはいえ、あらゆる機能が急激に低下したことに対して、ご主人は、かなりショックを受けて、施設への不満も口にしていました。
少しでも奥様の状態が改善される施設を探しましたが、限界を感じて当店にご連絡があったんです。
小野)それはご主人様もショックですよね。どうしたらいいかわからない状態になって及川さんのところにご相談があった訳ですね。
最初の事情とは別にご要望はどのようなことがありましたか?
及川相談員)はい。ご要望は2点ありました。奥様は、今後、たん吸引が必要になるかもしれないことから、24時間看護師が常駐するホームをご希望でした。
もう1点は奥様の手足の曲がった部分を少しでも伸ばしてもらい、できる限り元の姿に戻してくれるリハビリをしてくれる施設をご主人様は望んでいました。
小野)そうですか。ご主人様としても以前のように奥様に元気になってほしいですよね。
及川相談員)そうですね。そして、その条件に合致するホームを3つご提案しました。
1つめは24時間看護師常駐の住宅型有料老人ホーム。2つめは看護師は日中しかいないが、たん吸引ができる介護職員がいる介護付有料老人ホーム。3つめは24時間看護師常駐の介護付有料老人ホーム。この中で一番高額でした。
ご主人様は、平日はお勤めされていましたので、3箇所全て一日で見学していただきました。結果、3つめのホームを選択しました。
小野)ご主人様が3つ目の施設を決めた理由はなんですか?
及川相談員)はい。決め手は施設側の柔軟な対応にありました。この施設では、ホームを「家」と捉えており、面談はリモートではなく、直接ご本人と触れ合ったり、お話ししたりすることができます。
ご家族の希望をできる限り対応してくださる姿勢が感じられ、嚥下評価や医療ケアも充実していたのが、ご主人様のご希望に沿える点でした。
ご主人様がのちにおっしゃったことですが、老健でのリハビリによる回復を見込んで、入所と同時にご自宅をバリアフリー化する工事を行っていたそうです。
そのことをホーム長に伝えると「いずれご本人様の体調が良くなったら当方で送迎して、一時帰宅をすることも可能ですよ」とまで言ってくださり、ご紹介した私も胸がいっぱいになりました。
小野)それはご主人様も胸いっぱいになりますね。私も心がジーンとします。やはり心温かい方の言葉は沁みますね。
及川相談員)はい。ご紹介している立場としてもまたなにかあったら相談したくなりますしね。
入居してから奥様は体調に落ち着きが見られ安定しているそうです。ご主人様も大変満足してくださっています。
ご主人様はご存じなかった施設だったようで、お役に立てて嬉しかったですし、できるだけ体調を維持され、固くなってしまった手足が少しでも改善することを強く願うばかりです。
小野)本当にそうですね。早く回復してご主人様とご自宅に一時帰宅でもできるといいですね。
本日はありがとうございました。
及川相談員)ありがとうございました。
記事:株式会社ONE TOP JAPAN 小野
及川 真奈美ヤマダ不動産 横浜泉店
ケアマネジャー様とお話しする中で、生活保護を含め低額料金な施設や身元保証人・引受人がいなくても入居可能な施設などさまざまなニーズがあることを身にしみて感じています。今後の目標は、どのようなケースでも自信をもって施設をご紹介できるエリアを拡大したいと思っています。そのために、各老人ホームのリサーチを丁寧に行い、常に情報収集をし、ご相談があったときに迅速にご紹介できるようにしていきたいと思います。当店では不動産売買、賃貸事業も手掛けていますので、老人ホームにご入居後のご自宅などの不動産についてのご相談も承り、専門知識の持ったスタッフに引き継いで参りたいと思います。
公開日:2022年12月12日 更新日:2024年5月24日
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