vol.32｜～娘様夫婦と同居中の90代女性～ 生活保護受給者として入居できる老人ホームを探したい

今回は、経済難から生活保護を申請予定の90代の女性について、ケアマネジャーから相談を受けた事例のご紹介です。

経済難から娘様夫婦と世帯分離して生活保護を申請

埼玉県内で娘様夫婦と暮らしているX様は、デイサービス、ショートステイを利用していました。

X様の生活費や介護保険料を娘様夫婦が負担しており、経済的に厳しい状況なので、世帯分離をしてからX様の生活保護を申請し、生活保護受給者として入居できる老人ホームを探してほしいとケアマネジャーから当ワントップパートナー上尾（あげお）店に相談が寄せられました。

受給できないリスクを負いながら受け入れ可能か確認

ケアマネジャーは、X様の状態からグループホームが良いのではないかとおっしゃっていたので、グループホームから探すことになりましたが、まず受け入れてくれる施設が極めて少ない状況に直面しました。

さらに次の事項について、娘様に理解いただき、施設側に確認する必要がありました。

娘様、ケアマネジャーとお話しをして、有料老人ホームも探すことになり、介護付き有料老人ホームをご提案し、X様、娘様と見学に参りました。

有料老人ホームに伺うと、施設長やスタッフが「こんにちは。お待ちしていました」と明るく出迎えてくださいました。

個人的な感想ですが、老人ホームでは輪に入らない人も居ますが、個々に活動している人にも配慮している様子が見て取れたので、ここであれば、気配りしてくれるのでX様も安心して過ごせると感じました。

実際、X様、娘様もお気に召したようで、即決となりました。

義理の実家についてもご相談いただく

施設は家具付きだったので、テレビや衣類など少量の荷物の運搬作業をさせていただきました。また、生活保護もスムーズに受給されたので安心しました。

ご入居から2カ月半経ちますが、ほかの入居者とのお喋りやレクリエーションを楽しんでおられ、快適にお過ごしのようです。

嬉しいことに、当方の対応について大変満足してくださったようで、娘様の義実家の相続についてもご相談いただきました。懸命にしていると、派生して色々なご縁をいただけるものだと感じました。

新しいご相談はもちろんのこと、今後もX様のご様子を確認して見守っていきたいと思います。

取材／記事

加藤 有里子

経歴：有料老人ホーム運営会社にて広報・マーケティングを行った後、ヘルパーを経験。亀岡大郎取材班グループ「全国賃貸住宅新聞社」にて取材および取材・広告営業、「展示会 賃貸住宅フェア」の一切（企画・運営・講演・営業）に携わり大阪支社長代理として従事。その後、広報支援を行うokiruyを立ち上げる。

okiruy（ｵｷﾙｲ） https://okiruy.com
2021年設立：ライター、広報支援