vol.022｜～ふたりで暮らされている80代のご兄弟～ 人付き合いがなく将来に不安があるので老人ホームを探したい

加藤）本日はよろしくお願いいたします。まずはX様、Z様のご状況から教えてください。

渡辺相談員）X様Z様兄弟は、東京都内のマンションに同居されていました。お二方とも未婚で、X様は競馬観戦とお酒が趣味で、Z様は料理や掃除などの家事が好きで仲良く暮らしていました。

加藤）ご兄弟で暮らされていたのですね。どのような経緯で施設探しをすることになったのでしょうか。

渡辺相談員）親戚や近所付き合いがなく、頼れる人がいないため漠然と将来に対して不安を抱き、施設探しをしたほうが良いのか、生命保険会社の担当者にお話しされ、そこから当ワントップパートナー中野坂上店に相談がありました。

加藤）保険会社の方を経由してのご相談だったのですね。施設探しに関してご希望はありましたか。

渡辺相談員）X様はリュウマチがあり、通院はしているものの認知症もなく、自身で日常生活が送れるため自立です。Z様も同様に認知症もなく、介護度の区分も自立です。老人ホームのご希望について伺ったところ、大きく4つありました。

①リュウマチ科の病院に通いやすいこと　②部屋の広さが70㎡以上あること　③埼玉県内にあるお墓に行きやすいこと　④キッチンが使いやすいこと　でした。

加藤）これまでと同じような環境で暮らせる施設をお探しということですね。ご希望に合う施設は見つかりましたか。

渡辺相談員）条件に該当するサービス付き高齢者向け住宅を3施設ご提案し、2施設をX様Z様と見学に行くことになりました。最初に見学した施設は日当たりの悪い部屋しか空いておらず、もう1つの23区外にある施設に参りました。

そこは、駅近で買い物もしやすく、お墓参りがしやすい場所に位置しています。1階にはリュウマチ科のあるクリニックが入っており、約70㎡ある2LDK、日当たりの良い角部屋でした。ご希望の条件が見事に一致しました。

ただ、X様がこれまで通院していた病院を変えることになるため、X様に確かめたら、「病院を変えることに抵抗はないし、ここだと同じ建物にあるので便利だ」とおっしゃったため、即決となりました。

加藤）お二人のご希望にマッチした施設が見つかり良かったです！施設ではどのようなご様子でしょうか。

渡辺相談員）サ高住に移られてからも、ほかの入居者と交流されてはいないようですが、お二人で快適に過ごされているようです。

加藤）これからも兄弟仲良く暮らしていただきたいですね。

施設入居後も色々とサポートされたそうですが、具体的にはどのような対応をされたのでしょうか。

渡辺相談員）ワントップパートナー中野坂上店では、「老人ホームを紹介したら終わり」ではなく老後についてトータルで対応しております。そのためＸ様Z様に関しても、生前整理を手掛ける事業者を紹介させていただき、引っ越し対応をしました。

そのほか、仏具の買い替えやインターネットの解約を一緒に行ったり、身元保証会社の取り次ぎなどをしたりしました。

また、当店では司法書士事務所を軸に事業展開しており、終活の一環として遺言書作成を行いました。さらに、「マンションの売却も手伝ってほしい」と言っていただいたので、現在すすめているところです。

加藤）専門家に対応してもらえると安心ですね。引き続きサポートをよろしくお願いいたします。

本日はありがとうございました。

渡辺相談員）ありがとうございました。

取材・記事：加藤有里子　https://okiruy.com/
okiruy（ｵｷﾙｲ） 2021年設立：ライター、広報支援

経歴：有料老人ホーム運営会社にて広報・マーケティングを行った後、ヘルパーを経験。
亀岡大郎取材班グループ「全国賃貸住宅新聞社」にて取材および取材・広告営業、
「展示会　賃貸住宅フェア」の一切（企画・運営・講演・営業）に携わり大阪支社長代理として
従事。その後、広報支援を行うokiruyを立ち上げる。