老人ホーム施設への紹介事例
INTRODUCTORY CASE
~老人ホーム施設への入居までの実際の紹介事例をご紹介いたします~
相談者
ソーシャルワーカーから相談
入居者様の情報
年齢 | 性別 | 要介護度 | 症状 | 都道府県 |
---|---|---|---|---|
80代前半 | 男性 | 要介護1 | 症状なし | 兵庫県 |
相談内容
緊急搬送され入院中のP様。間もなく退院するため老人ホームを探したい。
加藤)本日はよろしくお願いいたします。まずは、P様のご状況から教えてください。
高橋相談員)神戸市内の分譲マンションに1人暮らしをしているP様は、自宅で倒れているところをヘルパーが発見し、緊急搬送されました。入院してから数カ月経ち、退院の時期になったため病院のソーシャルワーカーから当方に連絡が入りました。
加藤)今回はソーシャルワーカー様からのご相談だったのですね。退院時はどのようなご状況だったのでしょうか。
高橋相談員)転倒の影響で車椅子生活になり、自宅で1人で過ごすのは難しい状況です。P様にはお兄様がいらっしゃいますが、89歳とご高齢で、老人ホーム側も保証人になってもらうことを拒む傾向があるため保証人になってくれる行政書士を紹介しました。
加藤)保証人に関しては、ご高齢になると難しい部分もありますね。P様はどのような施設をご希望だったのでしょうか。
高橋相談員)できる限り、安価で入居できる施設をご希望されていたので、費用を抑えながらケアが行き届いている老人ホームを手当たり次第探しました。P様がお住まいだった神戸市内、兵庫県内では該当する施設は満床などのため、少し離れた大阪府南部で見付けることができました。そこは、全国展開している運営会社で、神戸市内の施設を他の方に入居してもらったことがあるため、介護に対する想いや主な施設の概要などを把握していました。P様が入居される大阪のホームも、雰囲気が良く、臨機応援に対応してくれるところでした。
加藤)相談員の方が施設について色々と知っておられると安心ですね。入居時にはどのようなサポートをされたのでしょうか。
高橋相談員)入居に際して、P様は入院中なので、私がお家にお邪魔して動画でソファや衣類など必要なものを指示してもらい運び出しなどを行いました。また、お兄様しか身寄りがないため、分譲マンションを売って生活費に充てたいとのことでしたので、売却のお手伝いをし、準備が整いました。
加藤)施設入居とともにお住まいの売却も終えられたのですね。施設でのご様子はいかがでしたか?
高橋相談員)施設に入ってからは、ノンアルコールビールを飲んだり、通販で買い物をしたりして自由にお過ごしでした。しかし、新型コロナウイルスに罹患されてから他の病気にも罹ってしまい、残念ながらお亡くなりになりました。P様の訃報を受け、誠に残念でなりません。ただ、最後は好きなものを食されるなど楽しそうだったとお聞きしているので、想いは十分に伝わったのではないかと感じています。
加藤)そうだったのですね。それは非常に残念ですが、高橋様の想いはきっと伝わっていると思います。本日はありがとうございました。
高橋相談員)ありがとうございました。
取材・記事:加藤有里子 https://okiruy.com/
okiruy(オキルイ) 2021年設立:ライター、広報支援
経歴:有料老人ホーム運営会社にて広報・マーケティングを行った後、ヘルパーを経験。
亀岡大郎取材班グループ「全国賃貸住宅新聞社」にて取材および取材・広告営業、
「展示会 賃貸住宅フェア」の一切(企画・運営・講演・営業)に携わり大阪支社長代理として
従事。その後、広報支援を行うokiruyを立ち上げる。
髙橋 愛(めぐみ)ヤマダ不動産 加古川本店
どのような場合でも入居される方、キーパーソンの困りごとやお悩みについて、本音で話してもらえるように信頼関係を築くことを心掛けています。
老人ホーム探しを行う際はもちろん、その方の終の住処として探していますが、ソーシャルワーカーとお話しする中で、他の施設への転居相談が多いことが分かりました。一度入居したら出られないと思い込まれている方には、「移ることもできる」ことを知ってもらい、お悩みをしっかりヒアリングして、転居先をご紹介しています。
今後もお役立ちできるよう、邁進してまいります。
公開日:2023年7月28日 更新日:2024年5月24日
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