vol.016｜～入院中の90代のお母さまと70代の息子さま親子～ 近々病院を退院する予定なので老人ホームを探したい

加藤）本日はよろしくお願いいたします。まずは、X様のご状況から教えてください。

高橋相談員）要支援1、認知症の症状もないX様は、兵庫県南部のご自宅で暮らしていました。ある日、脱水症状で倒れていたところを、近隣の方が発見し緊急搬送されました。入院してからは寝たきりでバルーンカテーテルを使用していて、介護度は一気に要介護5まで上がりました。症状が落ち着いてきたため、退院することになりました。しかし、ご自宅に戻るのは難しいため、病院のソーシャルワーカーから当、ヤマダ不動産加古川本店に問い合わせが入りました。

加藤）退院と同時に施設を探す必要があったのですね。そういった時にこそ、ぜひ紹介会社を頼りにしていただきたいです。今回のキーパーソン様どのような方だったのでしょうか。

高橋相談員）キーパーソンである娘様は73歳と、比較的お年を召されており、夫が病気を患っていることもあり、手厚いケアをしてくれ、公共交通機関で行ける施設で探してほしいと依頼を受けました。費用のご希望は月額25万円以内だったのでいくつか候補が見つかり、5施設ほど娘様と見学に参りました。結果、入居者がリビングで楽しそうに過ごしていて、スタッフも明るく和やかな雰囲気の介護付き有料老人ホームに決まりました。娘様も自宅から通いやすい場所で大変気に入られ、即決しました。

加藤）ご自宅付近でよい施設が見つかって良かったです！入居の際に色々とサポートをされたそうですね。実際にどのようなことをされたのでしょうか？

高橋相談員）当方では、入居の手続きから引っ越しまで行いました。また、タンスなどの家具や布団、その他生活用品の買い物などサポートさせていただきました。入居されてから1年ほど経ちますが、風邪や病気などにも罹らず元気に暮らしていらっしゃいます。

加藤）元気でお過ごしなのですね。施設を探された娘様も喜んでおられると思います。

高橋相談員）はい。本当によかったです。

加藤）後日、娘様から再度ご依頼があったそうですね。

高橋相談員）X様が入居されてから間もなく、Ｘ様の息子様でキーパーソンである娘様のお兄様、Z様も施設探しが必要となりました。元々、X様とZ様は一緒に暮らしていましたが、X様が倒れて入院される前に、Z様は脳梗塞で運ばれて先に入院されていました。Z様は病院でのリハビリを拒む傾向があり、ADLはあまり改善しませんでした。失語があるため、コミュニケーションがとりづらく、車椅子生活は必然。自宅に戻ることはとても困難のため、老人ホーム探しを行うことになりました。

加藤）手厚くサポートしてもらえる施設が必要ですね。

高橋相談員）妹様は、X様やご自身の夫のこともあるため、すべて任せられ、費用が安い施設を希望されました。入居されてからも、当方がサポートしやすい立地が望ましいため、県内西部にある良心的な価格の住宅型有料老人ホームに入居することが決まりました。

加藤）サポートしてくれる相談員がいると、なお安心ですね。条件の良い施設が見つかって良かったです。

高橋相談員）その後、ご自宅の売約相談を受け、弊社で買い取りいたしました。売却益は3人で分けられて、施設での暮らしに充当できるので大変助かるとおっしゃっていました。今回は、X様Z様お二方の入居から自宅の売約までさせていただくことができ、全方位的にサポートできました。引き続き、施設に出向いてご様子を伺ってまいります。

加藤）ご自宅も売却でき、色々な問題が解決して何よりでした。本日はありがとうございました。

高橋相談員）ありがとうございました。

取材・記事：加藤有里子　https://okiruy.com/
okiruy（ｵｷﾙｲ） 2021年設立：ライター、広報支援

経歴：有料老人ホーム運営会社にて広報・マーケティングを行った後、ヘルパーを経験。
亀岡大郎取材班グループ「全国賃貸住宅新聞社」にて取材および取材・広告営業、
「展示会　賃貸住宅フェア」の一切（企画・運営・講演・営業）に携わり大阪支社長代理として
従事。その後、広報支援を行うokiruyを立ち上げる。