老人ホーム施設への紹介事例
INTRODUCTORY CASE
~老人ホーム施設への入居までの実際の紹介事例をご紹介いたします~
相談者
義理の娘からのご相談
入居者様の情報
年齢 | 性別 | 要介護度 | 症状 | 都道府県 |
---|---|---|---|---|
70代後半 | 女性 | 要介護4 | 認知症・車椅子で生活 | 東京都 |
相談内容
息子夫婦と同居中。認知症の進行が見られるほか、息子夫婦を叩くなどの虐待行為が見られる。
家族も疲労困憊している上、Z様も車イスで身体が悪いため安心して暮らせる施設を探したい。加藤)今回はどのようなご相談ですか?
犬伏相談員)Z様は息子夫婦と3人で暮らしていました。脚が悪いため、車椅子生活をしており認知症も進行して要介護4でした。Z様は情緒不安定になることが多く、日常的にご夫婦を叩いたり殴ったりする虐待行為が見られました。日中はヘルパーによる介護を受けていましたが、訪問介護サービスの時間外は娘が介護をしており、心身共に疲弊していました。娘様は、このまま虐待を受けながら自身が介護したほうが良いのではとも思ったようですが、当方へ胸の内を吐露されました。
「我慢によってご自身もZ様も苦しんでいらっしゃいますよ」とアドバイスして、施設をご提案しました。
加藤)本心ではそんなことしてくないと葛藤されているかもしれませんし、娘様も苦しんでしまいますし、的確なアドバイスですね。
犬伏相談員)状況やご要望をお聞きし、対象施設を3カ所に候補を絞り、Z様とともに見学に参りました。結果、施設長がご夫婦に「Z様については私にお任せください」とおっしゃった有料老人ホームに決まりました。
Z様ご自身は快適に感じたのか、見学時から施設長やスタッフの話に耳を傾けるなどしていました。一方、ご家族もスタッフの人柄に安堵することができたようです。
加藤)なるほど、それは良い施設が見つかってよかったですね。
犬伏相談員)Z様も安心されたのか早速、笑顔も垣間見ることができました。施設ではスタッフや周りの入居者とお話しされるなど楽しく過ごされたようです。ご病気のため、入居後半年ほどでご逝去されましたが、優雅なひと時を過ごされ、最後まで落ち着いておられたようです。当初、老人ホームへの入居について後ろめたい気持ちがあったご夫婦ですが、Z様の施設での生き生きとした暮らしぶりに驚かれ、「母にとっても私たちにとってもホームに入居してもらって良かった」と大変満足されていました。老人ホーム入居への抵抗が今もなお残る方が多い中、老人ホーム選びをきちんとすれば、入居される方、ご家族ともに安心できる住まいであるということを再認識できました。
加藤)そうですね。きちんと犬伏さんのような専門の相談員へご相談して良いところを見つけていただければ、このようにご満足いただけるんですね。
犬伏相談員)ご家族の皆様に喜んでいただけるはなによりもうれしいです。
取材・記事:加藤有里子 https://okiruy.com/
okiruy(オキルイ) 2021年設立:ライター、広報支援
経歴:有料老人ホーム運営会社にて広報・マーケティングを行った後、ヘルパーを経験。
亀岡大郎取材班グループ「全国賃貸住宅新聞社」にて取材および取材・広告営業、
「展示会 賃貸住宅フェア」の一切(企画・運営・講演・営業)に携わり大阪支社長代理として
従事。その後、広報支援を行うokiruyを立ち上げる。
犬伏 秀一ワントップパートナー蒲田店
よくある話ですが、今もなお、老人ホームへの入居を姥捨て山のように考えていらっしゃるケースがあります。しかし、肉体的心労的負担を抱えながら介護をするということは、介護者、要介護者双方にとって良い判断とはいえません。そのため、ご家族を我慢させない提案ができるよう、取り組んでいます。
老人ホーム紹介は「紹介をして入居してもらって終わり」ではありません。入居される方の終の住処であるため、施設長やスタッフの対応から施設内外の状態まで隈なく確認して、納得し、その方やご家族とマッチしているか判断した上でご紹介しています。今後もお役立ちできるよう、努めて参ります。
公開日:2023年4月26日 更新日:2024年5月24日
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